すばらしくてNICE CHOICE

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小池ノクト 『蜜の島』全4巻

2013年8月発売。       2014年2月発売。      2014年8月発売。

2015年3月発売。

紹介されて読んだ小池ノクトの最新作『マッシュルーム』が好印象だったこともあり、彼の過去作にも手を伸ばしてみた。『マッシュルーム』と同じ幻冬舎の「月刊バーズ」に連載されていた『6000 ロクセン』も気になりはしたが、ひとまず昨年の「ブロスコミックアワード」という雑誌・テレビブロス主催のマンガ賞で大賞を獲得したこの作品から。

終戦直後、ソビエト軍の追撃を避けながら日本へ逃げ帰る途中で、南雲佳哉は戦友・貴船からいまわの際に東京に残してきた妻子を妻の故郷・石津島まで送り届けてほしいと託される。南雲は母を亡くし呆然と立ちすくむ貴船の愛娘ミツを見つけ、南を目指すことに。しかし、石津島は地図にも載っていない幻の島だった。南雲とミツは、内務省調査局の瀬里沢極と共に島に上陸するも、島で事件が起こり始める。まず、先に調査のために訪れていた今村均を慕っていた島の娘ハナが崖から何者かに突き落とされ、彼女を埋葬していた今村もおびただしい血痕と切り取られた両腕を残し行方不明に・・・。

"サバイバルミステリー"、"サバイバルホラー"と銘打たれているように、人が次々に死んでいく。とはいえ、犯人捜しとしての側面よりも、日本近海にあるといはいえ孤島という隔絶された土地で暮らしてきたが故に、島民は本土とはかけ離れた文化、生活様式を持つという設定に魅了される。それが如実に表れるのが"死"や"心"についての考え方であり、そうした文化人類学的な描かれ方は古代ギリシャなどの実例を出すなどして補強することで信憑を持たせることに成功している。終盤、島独特の条件に従って謎が解きほぐされ、意外な犯人が名指しされる展開も、その頃にはミステリーであることなど忘れていただけに、おおそうくるのかという小気味良い驚きを得られる。
2015.09.29 Tuesday 23:58 | 漫画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2017.12.16 Saturday 23:58 | - | - | -
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