すばらしくてNICE CHOICE

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沙村広明 『波よ聞いてくれ』第1巻

2015年5月発売。

沙村広明のデビュー作『無限の住人』は月刊誌「アフタヌーン」を購入していた頃に連載作のひとつとして読んではいた。ただ、それが面白いのかどうかはよく分からず、つい最近まで続いていた(2012年)と知って驚いている。それと、多摩美の油絵科を出ているというのも今ウィキを読んで知ったが、ジャンルを大きく変えられる(読んでないけど単行本の表紙は棚で見た)起用さはそういうことかと納得できた。

ともかく、これもSNSで教わった作品で、その前から気になってはいたのだけど、『無限の住人』の人という印象が強くてどうも手に取れなかったのだけど、まあそんなためらいは本当に無駄だった。つべこべいわずさっさと読むべき新作だ。


札幌のスープカレー屋でホールを担当するアルバイト店員・鼓田ミナレ25歳はひょんなことから地元のラジオ局のディレクター麻藤に見込まれ、ディスクジョッキーへと転身することに。


大まかな1巻のストーリーではあるが、その細部に詰め込まれたそれぞれの小話が秀逸で、それはセリフからも絵からも、カメへのエサ上げ指示書やラジオから流れる曲といった些細な点にもいかんなく盛り込まれている。そうしたぎっちぎっちの小ネタが怒涛の流れを作る。まだ1巻で物語自体が本当にラジオの話になるのか予断を許さないが、作品の持つ勢いは主人公ミナレが業界歴の長い麻藤に認められた才能そのものでもある。よどみなく話す天性の資質はもちろん、"音域が高く、人を安心させず、アジテーターじみた傲慢な響き"と評されるのだけど、主人公が実際にラジオに出演するシーンはまだ少ないものの、この1巻全体の印象は、まさにその引用通りの雰囲気になっている。これは面白くなりそう。
2015.10.31 Saturday 23:58 | 漫画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2017.10.17 Tuesday 23:58 | - | - | -
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