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都留泰作 『ムシヌユン』第1〜2巻

2014年7月発売。       2015年4月発売。

作者の前作『ナチュン』は2巻まで読んであまりの絵の下手さに放り投げた。本作もSNSで題名だけ紹介され書店で探し当てたら、都留泰作の新シリーズと分かり、最初は手に取るのも嫌だとすぐに棚に戻したが、まあものは試しと挑戦してみた。ウィキペディアによると現在は京都精華大学マンガ学部で教えているらしいが、カメルーンなどでフィールドワークも行う文化人類学者でもあるそう。絵が下手なのは仕方ないのだろう。


今回も作者が大学院の頃に調査研究していた沖縄を舞台に、昆虫博士に憧れるもただ虫が好きなだけではなれずに5回も院試に落ち続けた主人公・上原(童貞)が、失意のもと母を頼り日本最南端の島・与那瀬島に帰る。しかし、ちょうど世紀の天体ショーが見られるということで島は観光客で大賑わいでゆっくりできない。そんな中、宇宙から飛来してきた光が彼に突き刺さり、体の一部が変貌を遂げ始める。


単行本としては2冊出ているが、いまだ話がどういう方向に進むのか分からない。理解できるのは宇宙からのアレやコレやがおそらく関わり突然変異した巨根に振り回され、性欲と食欲をひたすら渇望する童貞青年と化した主人公の哀れな悪戦苦闘ぶりと、『アンダー・ザ・ドーム』の設定を引用するのはまだ早いのではという思いだ(そういえば同じアフタヌーン組の『花井沢町公民館便り』も)。

第1巻を読み、相変らず絵が下手だし(味とはいいたくない)、卑屈な主人公にも辟易させられたのでやっぱりこの漫画家とは合わないと思ったのに、それでも第2巻を買い足したのは、正直に書くとエロ要素が大きい。男は当然、女性を描かせてもさっぱりかわいくもきれいでもないのだけど、不思議とエロい。劇画的なエロさ。あくまでも妄想だけど、この主人公と同じ気持ちをいまだ引きずり続けている作者が積年の想いをひとコマひとコマに刻み付けているのだろう。だから本作の具体的なテーマは知らないが、"性欲"という一点についてはすさまじい勢いで描かれている。その熱意には確かに惹きつけられる何かがある。
2015.11.05 Thursday 23:57 | 漫画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2017.11.22 Wednesday 23:57 | - | - | -
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