すばらしくてNICE CHOICE

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コールド・バレット 凍てついた七月 / Cold in July

64点/100点満点中

ステイク・ランド 戦いの旅路』や『肉』のジム・ミックル監督による2014年のサスペンススリラー。主演は2006年から2013年まで続いたTVドラマシリーズ「デクスター 〜警察官は殺人鬼」で主役を演じたマイケル・C・ホール。共演に『MUD マッド』『8月の家族たち』『ファーナス/訣別の朝』のサム・シェパード、「特捜刑事マイアミ・バイス」や「刑事ナッシュ・ブリッジス」のTVドラマで人気を得たドン・ジョンソンら。保安官レイ・プライス役は監督の相棒として過去作でも出演&脚本を担当しているニック・ダミチ。DVDスルー作。

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1989年テキサス州東部の小さな町。額縁屋を営むリチャード・デインは、自宅に深夜侵入した青年フレディ・ラッセルを射殺してしまう。正当防衛と判断され、お咎めはなかったが、フレディの父ベンは彼に怒りを露わにする。幼い息子ジョーダンの身を案じ、リチャードは警察に協力を要請。万全の警護にも関わらずその夜、何者かが自宅に押し入り逃走する事件が起きてしまう。
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110分という時間にしては大きく展開する物語になるが、ジム・ミックル監督はテンポ良く進めていく。主人公一家が標的にされる話、警察の陰謀、ヒューストンへの移動、フレディの正体、アジトへの襲撃。どれも意外性があり、中弛みがないよう新たな人物の出し方もよく出来ている。ただ、全体として見た時に、例によって原作小説は未読だけど(これまでに8度もブラム・ストーカー賞を受賞しているジョー・R・ランズデールの『凍てついた七月』)、おそらく筋書きを追いかけることに一生懸命になり過ぎた印象を受ける。

父親ふたりのそれぞれの息子への対応が描かれる。ひとりは懸命に守り、ひとりは涙しながら罰する。最愛の存在でありながら後者を選ばなければならなかった苦しみはしっかり描かれるし、俳優の良い演技も披露される。でも、それだけの大きなドラマが脚本のただの一要素としての扱いで終わってるのが残念だ。これまで幾度となく見てきた凡庸な演出ではなく、一切の躊躇いなしで撃つシーンはかなり惹かれるものがあるが、そのクライマックスの導入部にある、自分が持つ拳銃を掴まれ自分を撃ちそうになるというありがちに過ぎる演出からの赤く染まる色調などテレビドラマ的な安っぽさに辟易させられたことも影響しているのだろう。

それと、1989年という中途半端に古い時代を舞台にする必要があったのか最後まで疑問だったのだけど、原作小説について検索したら同年にアメリカでは出版された作品だったようだ(翻訳はその10年後)。現代劇に変更して良かったと思う。リチャードのえり足を伸ばしている当時のダサい髪型が気になってしまったから。
2016.03.08 Tuesday 23:59 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2017.09.06 Wednesday 23:59 | - | - | -
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