すばらしくてNICE CHOICE

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SMRYTRPS『PALETTE』

2005年8月10日リリースのサードアルバム。

前作『ことばのおんがく』は傑作だった。
Takatsuki(タカツキ)の舵取りがしっかりされていたのが良かったのだと思う。
ウッドベースが鳴っていたし、音がかっこよかった。

翻ってこのアルバム。
売れ線とかセルアウトとか、あまり言いたくはないが、ちょっと肌に合わなくなってきた。
まあ、聞かなければいいだけの話だし、実際に一時聞いただけのアルバムだった。
今回ライブに行くということもあって改めて聞いたが、やっぱり感想は一緒だ。

「パレット」というタイトル通りにカラフルな色使いで、派手なアルバムだけど、
もっと暗色があってもいいと思った。
トラックが気にくわないんだろうな。
全く持ってファンクがない。
表面的な音はきらびやかだけど、ボトムが薄いから、
ラッパーがそもそも持っていた軽さ(これは美点!)を際立たせてしまう。

ライブでは、生ならではの勢いが気持ち良かった「ドライブ・マイ・ライフ!」なんて、
アルバムで聴く限りはあんまりで、SMRYTRPSじゃないよって音だ。
フックで手を左右に振るような曲を本当にやりたいのか。

ケツメイシになってしまうのかな。


【追記】2008.05.19
ファーストアルバムセカンドアルバムとそれぞれ追記の形で書き直しをしてきたけれど、このアルバムに関してはあまり付け加えることがない。上に書かれていることは今回聴き直しても感じたことだ。

Semmyが脱退し、リーダーがTakatsukiからY.O.G.に代わり、トラック製作に関しても前作から加入したカトウケイタが13曲中6曲を手掛けるようになる。残り7曲のうち2曲は1分にも満たないインタールードなわけで、ラップ曲のうち半分以上がカトウケイタだ。派手なだけで単調なループ、低音が効いていないトラック。カトウケイタだけに責任があるわけではなく、SMRTYRPSの面々の方向性がこうしたトラックを選択したのだろうけれど、残念だ。

トラックで面白かったのは、M7「まってて」とM9「できるオトコ」、それとカトウケイタ製から唯一M11「FLY」。M7とM9を作ったのが、「$55」。これはY.O.G.のことでいいのかな。クレジットに説明がないのでよくわからないのだけど、検索をかけるとY.O.G.の自主製作CD-Rに『$55 presents pieces vol.03』というのがあるようだ。

リーダーになっただけあって、Y.O.G.がズイズイと前に出てきて、前作から顕著になった歌うようなフロウを完成させ、なかなか魅力あるラップを聴かせる。それと、ZOMの活躍も著しい。とはいえ、このふたりの活躍は、タカツキが引っ込んだことやセミーがいなくなったことで、前に出ざるを得なくなったことが大きいのかも。それと、ZOEとメテオの失速も。ゾエはM9で前作のような切れのあるラップを聴かせるものの、総じて精彩を欠いているし、メテオもおかしなリリックが減り、おとなしい。

外に大きく開かれたアルバムになったのかもしれないけれど、同時にSMRYTRPSにあった陰の部分が剥がれかかっていて、微妙な作品になってしまった。
2006.09.18 Monday 11:50 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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2017.05.21 Sunday 11:50 | - | - | -
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