すばらしくてNICE CHOICE

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方波見大志『削除ボーイズ0326』

読了。
☆☆☆/5点中

第1回ポプラ社小説大賞受賞作品。
あの、2000万円をゲットした作品。2746作品の頂点に立った作品。

いろいろ先入観をもって読んだけれど、いい作品だった。
何の肩書きもなく、読んでみなと渡されたら、素直に楽しめる小説だと思う。

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小学6年生の主人公が手に入れたのは、出来事を「削除」できる装置だった。
いわゆる時間もの。
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確かに肝の削除装置の説明がイマイチ分からないとか、
あまり小説を書いてなさそうな、ぎこちのなさが文章に感じられ、
少しストレスを感じつつ読むことになるとか、問題もあるけれど、
それは新人賞なわけだし完璧なものを期待する方が間違いってものだろう。

いろいろ張り巡らされた伏線が最後に意味をなし、
そして、プロローグを再び読んだとき、少しじわってきた。
構成がとてもうまいのだ。
少年から視点も上手だ。
少し冷めたイマドキの子どもたちだからか、幼い感じがしない。
佐藤多佳子の『一瞬の風になれ』のような苦痛はない。

この作品に2000万円の価値があるのかは分からないけれど、面白かった。


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方波見大志(かたばみ だいし)
1980年生まれ。
2006年、『削除ボーイズ0326』で第1回ポプラ社小説大賞受賞。
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2006.10.11 Wednesday 00:00 | | comments(0) | trackbacks(1)
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