読了。
☆☆☆☆☆/5点中
伊坂の最新刊を読み終える。
初めて5点満点をつけた。
今年刊行された3冊を比較すると、
『
死神の精度』が小説として一番うまく、
『
魔王』は意欲作だった。
しかし、この『砂漠』が一番グッときた。
学生生活を描いた青春群像劇。
ざっくり言えば『あすなろ白書』
サンボマスターのボーカルのような話し方をする西嶋という
強烈なキャラクターが出てくるが、
そいつがとてもかっこよかった。
こういう奴にあこがれる。
学生生活なんてものは、モラトリアム期間でしかない。
その後、すべてが変わっていく。
だから、この続きを、「砂漠」に歩み出した
彼らの姿を読んでみたい。
やっぱり青春ものはいい。