すばらしくてNICE CHOICE

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メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 / The Three Burials Of Melquiades Estrada

88点/100点満点中

2005年のトミー・リー・ジョーンズの初監督作品。
カンヌで男優賞と脚本賞を受賞。

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アメリカとメキシコの国境地帯で、射殺された親友のメキシコ人を彼の故郷に
埋葬するためメキシコへと向かう男の姿を描く。
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最初の40分ぐらいの時間軸が少し錯綜したところを越せば、
物語は非常に丁寧に描かれ、カメラの視点も的確だし、いい映画だ。
初監督作品とは思えない落ち着きがある。

俳優陣も、主演もしているトミー・リー・ジョーンズ(八の字眉毛が何とも言えない)は
もちろんだけど、バリー・ペッパーが非常に良かった。
バリーの若妻役をやったジャニュアリー・ジョーンズも魅力的。
少し安っぽいけど、でも女優を目指したいのよ、田舎で燻っていたくないのよ
という意気込みが伝わって来るのがまたいい。(かなり妄想が入っているけど)

カウボーイの男の友情物語というよりは、年齢的には大人だけど、
幼稚さが残る男の成長物語として見る方が面白い。
射殺され埋葬された死体を掘り起こして、さらに腐らないようにいろいろ策をこらし、
わざわざそいつの故郷まで馬で持って行くか、普通。
いみじくも射殺犯役であるバリー・ペッパーが言ったように、
狂ってるよ。
映像から匂いが漂ってこなくて本当に良かった。
射殺犯が死体と旅をする過程で、様々なことを学び、ラストシーンに至る、
この流れが本当に良かった。

まあ、射殺犯は最後まで知らなかったけれど、
殺されたメキシコ人は、自分の奥さんと浮気をしていたわけで、
撃ち殺しても何の問題もないと思うけどね。

バリー・ペッパー。
いい俳優だ。間違って殺してしまい、そのことを悩んでいるときの頬がこけた感じとか、
ホントにいい表情をしていた。

しかし、トミー・リー・ジョーンズ。
八代亜紀の歌に感動して涙を流しているだけかと思ったら、
やることやってるんだ。ちょっと驚いた。
メイキングを見ていたら、雑誌か何かの写真のために、
カメラマンからつまらないポーズをとるように要求されて、
厭だとはっきり断るシーンがあった。
でも、宅配業者のかっこうはオッケーと。
振り幅の大きさが魅力だ。

あと、景色が良かった。
同じカウボーイが出てくる『ブロークバック・マウンテン』では、森が美しかったけれど、
この映画では荒涼とした石と砂漠の風景や、草原、照りつける太陽などなど、
普通の米国映画では見ることのない風景が見られる。
そして、それがとても美しかった。
2006.11.27 Monday 00:00 | 映画 | comments(1) | trackbacks(0)
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2017.07.31 Monday 00:00 | - | - | -
コメント
トミー(リー・ジョンズが初監督で主演した最高作。ロマンチックなダンスシーンとか国境警備隊の男が人を誤射した後に傷ついて妻といる夕景も一瞬だがナカナカ…。シナリオと撮影も見事だった!
PineWood | 2015.10.14 Wed 05:47
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