すばらしくてNICE CHOICE

暇な時に、
本・音楽・漫画・映画の
勝手な感想を書いていきます。
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tobaccojuice@新宿LOFT

"タバコジュース、ジュース、ジュース、楽しんでいこーぜ、楽しもーぜ、
 最後だからさ、楽しもーぜ"
のタバコジュースのライブに行ってきた。
「恋に気付けない若い犬 ‘HAPPY BIRTHDAY!’ ツアー 」のファイナル、新宿LOFT。
大阪、京都、広島、愛知と続いたツアーの最終日とだけあって、
演奏が非常にまとまっていて、これまでのボーカルはいいけど、バックがなぁ
というのがあまり感じられなかった。
会場もバンドも笑顔でとてもいい雰囲気だった。

どうしてこんな素敵なライブバンドがメジャーにいられないのか。
いいバンドだよ。
このボーカルの声を聴いているだけで、それだけで気持ち良くなる。
ふにゃふにゃと脳みそが溶けてくるような。
ホントいい。

19時15分、メンバーが出てくる。
最新ミニアルバム『Happy Birthday』の「ママ」からスタート。

"消えちまいそうさ 無くしてしまいそうさ"
という歌い出しの3曲目は新曲かな。
サビもいい。
"溶け出す雪のように 溢れ出す風のように 生まれ変わっても二度と出逢えない***
 一緒にいようぜ、だから泣かないで 笑ってよ"
次のフレーズもいいなぁ。
"愛してるって天国に行っても言ってよ"
スピッツのような親しみの持てるメロで、とても歌いやすそう。

「僕のペガサス」は優しいし、
次の「すてきな3人ぐみ」や「幻メルヘンシティー」が悪いわけがない。

でも、どうもベースが弱いなぁと感じてしまう。
もっともっとグイグイくるベースラインがあれば、
甘い歌もただ甘いだけではなく、よりかっこいい曲になる。
最近踊り場ソウルのライブによく行っているせいかもしれない。
あのバンドは、ボーカルを盛り立てる演奏というよりは、
ボーカルよりもその存在を主張するように音を鳴らしている。
ボーカルのメロディラインでも遠慮なく、ギターがギャンギャンと入ってきてとても熱いのだ。
もちろんスタイルは違うし、女の子が多めのファン層では音も変わってくるのだろうけど、
同じように強靱なメロディをもっているバンドだから、演奏でもっと変わることができるはず。
それにボーカルの声は決してメロウな優しいだけの声ではなく、トゲや毒も内包している。
だからこそ、特にベースがもっと暴れてもいいのでは。

とか何とか考えていたら、「レインコート」が始まる。
メチャクチャ熱い音で、いいではないか。
絶対にいい。
特にワウワウを利かせたギター。
そして、次の新曲! ギターのブルージーなロックがたまらない。
そこに絡まるボーカルのブルースハープもめちゃくちゃかっこいい。
この流れはしびれた。

ボーカルの故郷、広島の実家にバンドのみんなを連れて行けた話をする。
思わずホロリとさせられるいい話だ。

"家に帰れなかったのね。故郷にさぁ、帰れなかった時期があったけど、
 やっと帰れたんだよ。ありがとう。
 まだ何もしてないから帰ってもしょうがなかったんだけど、
 だけどさ、やっとメンバーが決まって、やることが決まったからさ、
 その報告に帰りました。
 
 そういうふるさとの歌です"

というMCの後に歌われた新曲「工場町」。
これがまた素晴らしすぎ。
タバコジュースの中で一番好きだったのは、これまで「ガーベラ」だったけど、
この曲はその座を奪うぐらい、最高のメロディとグッとくる最高の歌詞。
MCでほろっときたせいかな。でもうまいなぁ。

"粉々のガラス、廃墟のフェンスを越えて
 ボロボロの靴下、きらきら走り回る**のバッドボーイ
 ジョーカーの足りないトランプ おとぎの国の大人のまねをして遊んでいるよ

 霧のかかる夜に、空は暗いけれど 廃墟の俺らには星が見えていたよ
 天気のいい日には屋上に上って 何もかも忘れてラジオを聴いてたよ

 遠くに揺れてるたくさんの煙突の****

 大きな空の下、小さな廃墟の上から
 ずっと日が暮れるまで海を見ているよ

 あの日町を出ることにしたのはその日の空が晴れていたからさ
 信号機にもバス停にもいちょうの木にも廃墟のパーティーにもそっとお別れしたよ

 遠くに揺れてるたくさんの煙突のながす煙が道しるべ

 大きな空の下、小さな廃墟の上から
 ずっと日が暮れるまで海を見ていたよ
 大きな空の下、小さな工場町から
 ずっと日が暮れるまで海を見ていたよ"


"僕の仕事はミュージック"とサビが強烈に歌われる「仕事がない」。
この言い切りはもちろんだけど、ボーカルの言葉の選択はセンスがあって好きだ。
他の人がやると駄目でもこのメロディ、この声で歌われるとよく聞こえてくる。

"この街にぴったりの曲をやります"と「ガーベラ」が始まる。
やっぱりいい。

ここからは最後まで一気に駆け抜けた。
どれもこれも最高の曲ばかりで、踊れる踊れる。
"生まれてきて良かったよ 
 とおさんかあさん、ありがとう
 おれは歌ってるよ"
と歌われる「ミラクル」もあのMCのあとで聴くと、いい曲だよ。
ちょっとくさくて、ミニアルバムで聴いたときはどうかなって思えたけど、
帰り道に歌舞伎町を歩きながら、口ずさんでた。

"俺は知ってるぜ、俺は知ってるぜ、俺は知ってるぜ、ぜ、ぜ、
 こんなかに、そう今日誕生日の人がいることを、俺は知ってるぜ、
 俺の、俺の大切な人の、大切な人の誕生日
 俺の大切な君の友達の大切な大切な人のまた大切な人
 そう、そうやって考えるとみんなさ、今日がハッピーバースデーだってこそはさ、
 みんな楽しもうぜ"
というピースフルなアジのあとは「サッチモの青い鳥」だ!
さっきからずっと同じ言葉しか使ってないけど、ひたすらかっこいい。

そして、怒濤の勢いで「スモーキーラム」へ。
カズー(?)がプイプイ吹き鳴らされる熱いステージ。
もうなんだろう。踊らずにいられない熱さがある。
ステージを練り歩くボーカルもリズムに乗っかって楽しそうだ。
曲が終わった瞬間、笑いがこぼれてた。
あまりに楽しくて、みんな笑ってた。

本編は「パーティーブルース」を最後に終了。20時25分。

アンコールは重いドラムのキックでスタート。
ファーストミニアルバム『喜びがやって来る』の1曲目「プカプカプーカ」だ。
続けて「幸せの海」を終えて、引き上げたあと、再び拍手でアンコール。

すぐにボーカルが、
"今日はさぁ、時間が余っているからさ"
といいながら出てきて、メンバーがまだ準備できていないのに、「ヒッチハイカー」へ。
ホントいい声だよな。
誰かに似ているとかそういうのではなく、独特でこもっているようだけど、
前にも突き刺さる強い声でもある。

20時44分完全に終了。
オバTを買って帰る。

あ、最後、ドラムが男前なことに初めて気付く。
彫りの深い、『Dangerous』の頃のマイケルに似ている感もあるが、
笑い顔も爽やかな、ハンサムだった。


1.ママ
2.トライアングル
3.虹とスクラップ(新曲)
4.僕のペガサス
5.すてきな3人ぐみ
6.幻メルヘンシティー
7.レインコート
8.地獄音頭(新曲)
9.工場街の廃墟パーティー(新曲)
10.仕事がない
11.ガーベラ
12.ミラクル
13.サッチモの青い鳥
14.スモーキーラム
15.パーティーブルース

アンコール1
1.プカプカプーカ
2.幸せの海

アンコール2
1.ヒッチハイカー


【追記】2007.02.04
長い記事がさらに長くなってしまうけど、スペース・シャワーTVのHPで、
タバコジュースの特集を発見。
「tobaccojuice SPECIAL」http://www2.spaceshowertv.com/DAX/
「ミラクル」と「ママ」は2006年11月26日、SHIBUYA O-Eastでのライブ映像だ。
熱い。
他に名曲「ガーベラ」「トライアングル」「サッチモの青い鳥」のPVが見られる。
2月10日まで。

【追記】2007.06.10
ドラムのブログから。
「工場街の廃墟パーティー」はボーカルが演奏する前に言ったタイトルは「工場町」だった。
"街"というより詩のニュアンスからは"町"っぽいと思っていた。
2007.02.02 Friday 00:00 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.10.16 Wednesday 00:00 | - | - | -
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