読了。
☆☆☆☆/5点中
知らない作家だったが、カバーの格好良さと1ページ目のセンスに期待して購入。
大当たり。
偶然出会った29歳、24歳、17歳の女性3人が新潟に向かう話。
それぞれが抱える悩みや苦悩を丁寧に描き、
安易な結論やむやみにハッピーな安直エンディングにしていないのが良かった。
気の利いた比喩表現やセリフもいい。
文章もうまい。
泣けるシーンもある。
雑誌編集者、キャバ嬢、高校生という普通出会わない人種が会ってしまい、
徐々に繋がっていくという成長もの。
大好物なジャンルだ。本当にいい。
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山下卓(やました たかし)
1967年、北海道生まれ。
1996.09 『メルティランサー 夏の蜃気楼』(メディアワークス・電撃文庫)
1997.04 『メルティランサー2 天空の少女』(メディアワークス・電撃文庫)
1997.11 『メルティランサー3』(メディアワークス・電撃文庫)
1998.10 『果南の地 上下』(小学館・スーパークエスト文庫)
1999.09 『メルティランサー4 いつか見た未来』(メディアワークス・電撃文庫)
2000.08 『メイド・イン・ドリーム1』(メディアワークス・電撃文庫)
2000.10 『メイド・イン・ドリーム2』(メディアワークス・電撃文庫)
2001.06 『
BLOODLINK 獣と神と人』(エンターブレイン・ファミ通文庫)
2001.06 『メイド・イン・ドリーム3 帰らぬ人々』(メディアワークス・電撃文庫)
2001.08 『微細回路少女師団(マイクロサーキットガールズ)』(メディアワークス・電撃文庫)
2001.11 『
BLOODLINK 赤い誓約』(エンターブレイン・ファミ通文庫)
2002.04 『
ふたり days of Broken Blood』(エンターブレイン・ファミ通文庫)
2002.04 『メイド・イン・ドリームSS』(メディアワークス・電撃文庫)
2003.04 『
BLOODLINK 夜光』(エンターブレイン・ファミ通文庫)
2004.09 『
BLOODLINK 天使の幻影』(エンターブレイン・ファミ通文庫)
2004.11 『
刹那 そのとき彼女が願ったこと days of Broken Blood』
(エンターブレイン・ファミ通文庫)
2004.12 『流行り神 警視庁怪異事件ファイル0』(エンターブレイン・ファミ通文庫)
2006.03 『RUN RUN RUN』(徳間書店)
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