すばらしくてNICE CHOICE

暇な時に、
本・音楽・漫画・映画の
勝手な感想を書いていきます。
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2021.02.10 Wednesday | - | - | -
辻仁成『ピアニシモ』

読了。
☆☆/5点中

辻仁成の作品を読むのは初めてだった。
もっとトレンディドラマのような、例えばビールは外国産のしか飲まないとか、
そんな小説を書く作家だと思っていた。
が、転校を繰り返し、いじめに苦悩する高校生を描く作品で驚いた。

少し過剰な風景描写が、いかにも文学をしています的で鼻につく。
特に1ページ目からしてそう。

けれど、はっきりと飛び込み自殺やラストあたりの暴力シーンを書いているのは、
好感がもてる。
人には赤い血が流れていて、それを自覚することが成長することである。
主人公の心の弱さから、創り出すことになった「心の友達」との別れを選択する。
その過程が(というよりもそれがテーマか)繊細に描かれて、悪くない。

ただ、この年で読むには少し青すぎるのが難点。


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辻仁成(つじ ひとなり、歌手・映画監督の時は「つじ じんせい」)
1959年、東京都生まれ。
父親の仕事の都合で福岡市、帯広市、函館市と各地を転々とする。
北海道函館西高等学校卒業。成城大学経済学部中退。
1980年、ロックバンドのECHOESのボーカルとしてデビュー(1991年解散)。

1989年、『ピアニシモ』で第13回すばる文学賞受賞。
1996年、『海峡の光』で第116回芥川賞受賞。
1999年、『白仏』でフランスの文学賞「フェミナ賞」を日本人として初めて受賞。
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2006.06.30 Friday 00:00 | | comments(0) | trackbacks(1)
井上ひさし『青葉繁れる』

読了。
☆☆/5点中

初井上ひさし。
仙台を舞台に妄想をふくらます高校3年生を描く青春もの。
半自叙伝だという。

名門高校に通う落ちこぼれ5人組は、結構ないたずらを引き起こす。
犬を盗み出したり、女の子を山で襲ったり(このエピソードの結末には大笑いしたけど)、
表札を盗んだりとめちゃくちゃである。

あまり面白くないのだが、
この作品で最も魅力的なキャラクターが「チョロ松」こと校長先生だった。
生徒からはバカにされている彼なのだが、
問題を起こす5人組たちのために体を張る数々のシーンはよかった。
特に女子校の教師が乗り込んできたあたりとか。

男子校が舞台だからか爽やかさがなさすぎなのと、
時代(1950年代)が時代なので、感情移入がしにくく、
読後感がよくない。


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井上ひさし(いのうえ ひさし)
1934年、山形県生まれ。
仙台第一高等学校卒。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。
在学中から、浅草のストリップ劇場フランス座の文芸部兼進行係となり、台本も書き始める。

1964年、NHKの連続人形劇「ひょっこりひょうたん島」の台本執筆(共作)。
1972年、『手鎖心中』で第67回直木賞受賞。
1981年、『吉里吉里人』で第2回日本SF大賞受賞。
1986年、『腹鼓記』『不忠臣蔵』で第20回吉川英治文学賞受賞。
1982年、『吉里吉里人』で第33回讀賣文学賞・小説部門受賞。
1991年、『シャンハイムーン』で第27回谷崎潤一郎賞受賞。
1999年、『東京セブンローズ』の完成などで第47回菊池寛賞受賞。
2004年、文化功労者に選ばれる。
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2006.06.29 Thursday 00:00 | | comments(6) | trackbacks(0)
tobaccojuice『喜びがやって来る』

2003年4月15日リリースのミニアルバム。

発売直後に吉祥寺のタワーレコードで、かなりプッシュされていて
視聴したのは覚えている。
そのときに何故買わなかったのだろう。

かなりいい。
ブルージーなんだけど、ポップ。
「なにもない」の歌詞に顕著だが、ありふれた単語を使いつつ、
深い悲しみや諦観を唄っている。
素晴らしい。
2006.06.29 Thursday 00:00 | 音楽 | comments(2) | trackbacks(0)
齋藤寅『世田谷一家殺人事件 侵入者たちの告白』

読了。
☆☆/5点中

2000年12月30日に起きた事件の真犯人を特定したと主張するノンフィクション。

事件を風化させないために一石を投じたという意味では、意味のある本だと思う。
けれど、一橋文哉の本ではないが、あまりにも主観が入りすぎて、
ノンフィクションというよりは、フィクション、著者の創作のよう。
講談師見てきたような嘘をつき、という感じで、
殺人現場での会話、行動を断定的に描写する。
ノンフィクションに読み慣れていないので、
ノンフィクションとは事実のみを描くものだと思っていたが、
こういうのもありなんだと知った。

現場での具体的な描写が書けるのも、主犯格の人間から直接聞いたとされる人間から、
著者自身が聞いたからだという。
裁判をするわけではないし、伝聞でもいいのかもしれないが、
それがさも真実であるかのように語られてしまうことに、強い違和感がある。

さてさて、スクープ内容とは、
・2001年10月半ばに起きた、炭坑研修生として訪日していたベトナム人3人が
 失踪する事件があった。その3人が宿泊していたホテルの一室で、
 世田谷の現場に残っていたのと同じ指紋が発見された(らしい)。
・著者はその失踪した(とされる)ベトナム人を捜し出し、
 中国人と韓国人から犯罪グループへの勧誘があったことを聞き出す。
・2001年12月26日、大阪でホテトル嬢が中国人2人に惨殺される事件が起きた。
・2002年1月18日、大分で外国人グループによる強盗殺人事件発生。
・大阪の事件では1人が逮捕され、大分の事件にも関わったという証言が得られた(らしい)。
・大阪の事件を起こした2人は、新世界近くの韓国人が借りたアパートを
 アジトにしていた(らしい)という情報を得た。
・アパートから世田谷の現場で残されたのと同じ指紋が発見された(らしい)。
・著者は、ある在日韓国人からアパートに出入りしていた(らしい)韓国人2人を紹介される。
・彼らは、大阪・大分の事件の犯人、失踪したベトナム人などが、
 所属していた外国人犯罪グループの一員だった(らしい)。
 彼らから世田谷一家殺人事件は、そのグループが行った最初にして最大の仕事だと聞く。
・主犯格は、アパートの賃借人で大阪のリーダーでもある韓国人だった(らしい)。
・世田谷事件の仲間として、大阪の事件で逮捕されなかった中国人ひとりと、
 同じく大分の事件で捕まらなかった中国人もいた(らしい)。
・2002年12月4日に名古屋で起きた女性風俗店店長誘拐・殺人事件も、
 同グループが起こした事件だった(らしい)。
・2003年2月になり、前々から調べてくれと依頼していた、
 あるパチンコ業界の有力者から主犯格とその仲間の顔写真を手に入れた。
 著者は見た瞬間、犯人だと直感する。
「これがH……。そうだろうな、いや、そうにちがいない」って、あんた……。
・先に話を聞いた同グループの一員やベトナム人に確認し、事実(らしい)と知る。
・現在この3人は行方をくらませたまま。
・他に、世田谷の犯人の遺留品から発見されたチタン酸バリウムという特殊な物質を
 いつでも体に付着しうる工場で、大分の事件の犯人(とされる)がアルバイトしていた
 という状況証拠がある。

まあ、突っ込みどころがたくさんあるノンフィクションで、
週刊誌で読むならまだしも、1470円を出して買う価値があるかは疑問。

警察のセクショナリズムを批判するのは真っ当だとしても、
謎の外国人犯罪集団について、あまりにも不確かすぎる。
・そのグループでは、自分たちの犯した事件について事細かく報告し合い、
 その凶暴の度合いが高いほど仲間内のポジションが高くなる。
・相互に助けあるシステムがある。
・ネットなども利用し、綿密に計画し、戦利品は仲間内で平等に配分される。
で、その立派な犯罪集団が行った犯罪はというと、数が少なく、
動機の1つであるカネも対して得られていないようだ。
綿密な計画が聞いてあきれる。


何にせよ、草思社の販売戦略にはまった自分が一番バカなんだろう。
わかってるよ。


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齋藤寅(さいとう しん)
週刊誌記者を経て、現在はフリーランスで活躍するジャーナリスト。
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2006.06.28 Wednesday 00:00 | | comments(0) | trackbacks(0)
宇多田ヒカル『ULTRA BLUE』

2006年6月14日リリースの4枚目のアルバム。

毎回期待して買うが、がっかりさせられるアーティストのひとり。
気に入るのは、アルバム中1、2曲だけ。
デビュー当時の勢いと「ADDICTED TO YOU」の素晴らしさに、
強く期待してしまう。

このアルバムでは、シングル曲の「COLORS」と10曲目の「WINGS」が良かった。
「COLORS」は、宇多田の曲といって思い浮かぶワクワク感がある。最高のポップスだと思う。
宇多田のデビュー当時、ディーバ・ブームが盛り上がりボウフラのごとく沸いて出てきた
"歌姫"たちと一線を画したのは、歌声による圧倒的な説得力だった。
それを「WINGS」で久しぶりに聴けた。
高音が出るとか、そんな技術的なことではなく、
もっと根源的なアーティストとしての力だと思う。

しかし、宇多田はどうして打ち込みの音作りをするのだろう。
同時期にデビューし、明らかに彼女のパクリだった倉木麻衣は、生音でやっているが、
例えボーカルがヘロヘロでもバックの音がいいから、よく聞こえる時がある。

ツアーではプリンスのドラムを起用しているわけだし、
ベースをブイブイいわせて、ドラムをドカドカさせて、
もっともっと人の手で作り出す有機的な音のつながりを聴かせて欲しい。
そうすれば、「誰かの願いが叶うころ」「Be My Last」のような、
たるい曲も良く聞こえるようになるかもしれない。


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1997      【Cubic U名義】SG『Close to You』
1997      【Cubic U名義】AL『Precious』
1998.12.09 1st SG『Automatic / time will tell』
1999.02.17 2nd SG『Movin'on without you』
1999.03.10 1st AL『First Love』
1999.04.28 3rd SG『First Love』
1999.11.10 4th SG『ADDICTED TO YOU』
2000.04.19 5th SG『Wait & See ~リスク~』
2000.06.30 6th SG『For You / タイム・リミット』
2001.02.16 7th SG『Can You Keep A Secret?』
2001.03.28 2nd AL『Distance』
2001.07.25 8th SG『FINAL DISTANCE』
2001.11.28 9th SG『traveling』
2002.03.20 10th SG『光』
2002.05.09 11th SG『SAKURAドロップス / Letters』
2002.06.19 3rd AL『DEEP RIVER』
2003.01.29 12th SG『COLORS』
2004.03.31 best AL『UTADA HIKARU SINGLE COLLECTION VOL.1』
2004.04.21 13th SG『誰かの願いが叶うころ』
2004.07.05 【Utada名義】1st SG『EXODUS'04』
2004.09.08 【Utada名義】1st AL『EXODUS』
2005.09.28 14th SG『Be My Last』
2005.12.14 15th SG『Passion』
2006.02.22 16th SG『Keep Tryin'』
2006.06.14 4th AL『ULTRA BLUE』
2006.11.22 17th SG『ぼくはくま』
2007.02.28 18th SG『Flavor Of Life』
2007.08.29 19th SG『Beautiful World / Kiss & Cry』
2008.02.20 20th SG『HEART STATION / Stay Gold』
2008.03.19 5th ALHEART STATION
2008.05.21 21th SG『Prisoner Of Love』
2009.03.14 【Utada名義】2nd ALThis Is The One
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2006.06.27 Tuesday 00:00 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
モーターサイクル・ダイアリーズ / Diarios De Motocicleta

70点/100点満点中

2003年のウォルター・サレス監督作品。

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チェ・ゲバラが学生時代に行なった南米大陸縦断の旅を、
彼が残した日記を基に映画化した青春ロード・ムービー。
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かなり冗長な映画。
南米大陸の景色(空が素晴らしい。智恵子をここに捨て置けば面白い事になりそう)と
偉人の若かりし時の物語という要素がなければ、
すぐにうっちゃるところだ。

『ゲバラ日記』を読んだことがないので、何とも言えないが、
各エピソードがさらにと飛ばされ、つっこんだ描き方をしていなので、消化不良になる。
2006.06.26 Monday 00:00 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
あさのあつこ『バッテリー后

読了。
☆☆/5点中

いい加減飽きてくる。
4巻、5巻とずっと巧の成長を描いている。
成長といっても、キャッチャー豪との関係で、
延々同じところをグルグル回っているだけのように思えてきた。

普通の野球小説を読みたいなら、『バッテリー』を読むべきではないのだろうが、
それでも、このうだうだ感には文句をつけていいのでは。
丁寧に心理描写を描くというのとは違うと思う。
児童だったら投げ出すね。

横手二中の瑞垣のイヤな奴というキャラクターが、
文庫にのみ収録されている外伝ではいい奴になっているのが、面白くない。
その側面を改めて強調する必要はないし、本編でも十分読み取れる。

ラスト1冊だし、もう少し付き合いますか。
2006.06.26 Monday 00:00 | | comments(0) | trackbacks(0)
東京60WATTS『clover』

2006年6月7日リリースのミニアルバム。

かつてこんな素敵な歌を唄っていたバンドを思い出した。

"俺が落ちこぼれたら金を貸してくれよ
 あたりさわりのない歌で売れたクズミュージシャンよ
 俺がスターになったら金を貸してやるよ
 ヒットチャートを金で買い取るレコード会社よ
 俺がスターになっても忘れはしないよ
 流行に流されるままの消費者連中よ
 俺がスターになっても忘れはしないよ
 クソを垂れ流すままの業界連中よ
 俺がスターになっても忘れはしないよ
 ライブハウスで出会った人たちを
 俺がスターになってもけっして忘れないよ
 俺を愛するすべてのバカモノたちよ"


今年の春、ズボンズがFive-Dから移籍した。
事務所や配給会社とかの関係はよく知らないが、
どうしてなのかなと不思議に思っていた。
今回、東京60WATTSの新作はFive-D Plusというレーベルからリリースになった。
エイベックスとFive-Dが立ち上げた新しい会社だという。
ズボンズはエイベックスが関わってくるのがイヤで移籍したのかなと邪推した。
というのも、東京60WATTSの音楽があまりにも酷くなっているからだ。

酷すぎだろう。

ファンクもソウルも歌謡曲もロックもフォークをもごったまぜにし、
投げやりなようでいて、ソウルフルにも歌い上げることのできるボーカルがいて、
なおかつ歌詞に笑いや郷愁、エロが詰まっていたバンドだった。

やっぱりエイベックスが悪いのかな。

1曲目の「clover」からして、
"ひとつめは君でふたつめは僕でみっつそろえば幸せで
 それだけで十分さ もうひとつは探しにいこう"
こんな女子中学生が詠むポエムのような歌詞を唄うバンドだったか?

メロディ自体はそれほど悪くない(6曲目以外)が、
アレンジにこれまでのような手触り感がない。
東京60WATTSとしての色がなくなり、どの曲も「Jポップ」然としている。

「ブルーベリーブルー」なんて、本当なんなんだろう。
気持ち悪いぐらいに爽やかソングになってしまっている。
彼らの持ち味のひとつ、毒はどこに置いてきたのか。

4曲目の「あじさい日記」が辛うじていいぐらいだ。

最後のスピッツのカバー「チェリー」はまったく駄目。
aikoが同曲をカバーしているのを聴いたことがあるが、
原曲をシンプルにアレンジ(ピアノの弾き語りということもあるが)していて、
こういう解釈もあるんだなと感心したことがあるが、
この東京60WATTSのバージョンは改悪でしかない。
曲の素朴さとまったくあっていないアレンジだ。


最初にあげたバンドの他の歌にこんなのもある。

"変だ 僕の唄がなかなか世の中に出ていかない
 おかしいぞ テレビに出る奴よりよっぽどいいはずだ
 かしこくなろう 他の奴よりうまくやりたきゃ
 プライドなんか一文にもなりゃしねえ

 長いものには巻かれたい 短いものには目もくれず
 長いものには巻かれたいけど 帯に短しタスキに長し"

自分の作品で生活をしているわけで、外野がとやかくいうことではない。
勝てば官軍だ。
でも、これまでのファンは減っていくだろう。

7月1日の「青山月見ル君想フ」は、tobaccojuice目当てで行こうと思う。
過度に期待しなければ、思わぬ喜びがあるかもしれない。
2006.06.26 Monday 00:00 | 音楽 | comments(2) | trackbacks(0)
若杉公徳『デトロイト・メタル・シティ』第1巻

2006年6月5日発売。

ようやく手に入れた。2刷だった。
発売直後にネットで評判になっていたので、いろいろ探し歩いたけど、
軒並み完売状態だった。増刷ができあがったようで、
今日渋谷ブックファーストにたくさん並んでいたのだ。

************************
本当はスウェディッシュポップバンド好きな主人公が、
実際にやっているバンドはデスメタルバンド、というコメディ漫画。
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まあ、面白いとは思うけど、それほどではないだろう。
まずもって絵が下手。

主人公が、ばれるとやばいことを必死に隠そうとして、
それをコミカルに描くという王道のヘビメタル版でしかない。

もっと毒があれば面白いネタだと思うけど。
作者自身がまず音楽をそれほど好きではない気がする。
帯にコメントをよせているハロルド作石の漫画はページから溢れんばかりの
ロックへの愛が漂っているが、この作品はただネタとして使っているようだ。

2巻は気が向いたら買うかな。
2006.06.25 Sunday 23:47 | 漫画 | comments(0) | trackbacks(0)
いくえみ綾『潔く柔く』第1〜3巻

2004年11月発売。 2005年11月発売。 2006年6月発売。

「クッキー」で連載されているこのシリーズの最新刊第3巻が出た。

かの人や月』シリーズは最高に面白かったが、あっさり3巻で完結し、
ちょっと驚きだったが、この『潔く柔く』シリーズと同時に連載されていて、辛かったのかな。
よく分からないけど。

どっちが面白いかと問われれば、『かの人や月』の方がいいんだけど、
連作短篇のこっちのシリーズは切ない恋愛が描かれていて悪くない。

どうせなら、すべての短篇が何かしら、関連していればいいのにと思う。
ストーリーを整理すると、
1巻のACT.1では、由麻とスワと梶間先生の話。
同じくACT.2で、ハルタとカンナ、マヤ、朝美の4人。
2巻のACT.3では、梶間先生と瑞希。
同じくACT.4(3巻にも続く)で、亜衣とマヤと、そしてカンナ。
3巻のACT.5では、一恵、キヨ、キヨのいとことしてハルタ。

絵もうまいし、ストーリーも、笑いをとるところも、コラム欄に出てくるちょびも、
全てがうまいと思う。


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いくえみ綾(いくえみ りょう)
1964年、北海道名寄市生まれ。東海大学第四高等学校卒業。
1979年、「別冊マーガレット」にて「マギー」でデビュー。
2000年、『バラ色の明日』で第46回小学館漫画賞受賞。
ペンネームの由来は、くらもちふさこの作品の登場人物の名前から。

1981.11 『初恋ゴールの向こうがわ』(マーガレットコミックス)
1982.12 『女の子ラプソディー』(マーガレットコミックス)
1983.09 『ボクとあそぼうか!』(マーガレットコミックス)
1983.11 『スターダスト3年目』(集英社ガールズコミック)
1984.03 『街と人のロマンス』(集英社ガールズコミック)
1985.02 『夢をみた。』(マーガレットコミックス)
1985.05 『以心伝心のお月さん』全2巻(マーガレットコミックス)
       →集英社文庫(全1巻)
1985.11 『エンゲージ』全2巻(マーガレットコミックス)
       →集英社文庫(全1巻)
1986.06 『うたうたいのテーマ』全2巻(マーガレットコミックス)
1987.03 『わたしは夢みる少女』全2巻(マーガレットコミックス)
1988.03 『君たちはガラス』全2巻(マーガレットコミックス)
1988.07 『天然バナナ工場』(マーガレットコミックス)
1988.09 『POPS』全4巻(マーガレットコミックス)
       →集英社文庫(全2巻)
1989.12 『彼の手も声も』全4巻(マーガレットコミックス)
       →集英社文庫(全2巻)
1991.08 『ベイビーブルー』(マーガレットコミックス)
1991.11 『みつめていたい』全2巻(マーガレットコミックス)
1992.06 『愛があればいーのだ』全2巻(マーガレットコミックス)
       →集英社文庫(全1巻)
1993.05 『I LOVE HER』全5巻(マーガレットコミックス)
       →集英社文庫(全3巻)
1995.06 『子供の庭』全2巻(マーガレットコミックス)
       →集英社文庫(全1巻)
1996.03 『君の歌がある』全3巻(マーガレットコミックス)
       →集英社文庫(全2巻)
1997.09 『バラ色の明日』全6巻(マーガレットコミックス)
       →集英社文庫(全3巻)
1999.07 『ケチャップ マヨネーズ』(ヤングユーコッミクス)
2000.09 『ハニバニ!』全2巻(マーガレットコミックス)
2001.04 『朝がくる度』(クイーンズコミックス)
2001.12 『私がいてもいなくても』全3巻(マーガレットコミックス)
2002.05 『オススメボーイフレンド』(マーガレットコミックス)
2002.06 『いくえみ綾 THE BEST -PREMIUM! 長篇セレクション-』(クイーンズコミックス)
2003.07 『プレゼント』(マーガレットコミックス)
2004.01 『かの人や月』全3巻(マーガレットコミックス)
2004.05 『あっさりショコラ(仮)』(マーガレットコミックス)
2004.08 『いくえみ綾 THE BEST2 -FANTASTIC長篇セレクション-』(クイーンズコミックス)
2004.11〜『潔し柔く』7巻まで(マーガレットコミックス)
2005.10 『カズン』全3巻(Feelコミックス)
2006.10 『バイ・アンド・バイ』(マーガレットコミックス)
2007.03〜『いとしのニーナ』2巻まで(バーズコミックス・幻冬舎)
2008.01 『スカイウォーカー』(ヤングサンデーコミックススペシャル)
2008.07 『読みきり傑作選』全2巻(集英社コミック文庫)
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2006.06.25 Sunday 23:18 | 漫画 | comments(0) | trackbacks(0)
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