すばらしくてNICE CHOICE

暇な時に、
本・音楽・漫画・映画の
勝手な感想を書いていきます。
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2021.02.10 Wednesday | - | - | -
無料配信ミックステープ1月号(2014)
国産ヒップホップを中心としたフリーダウンロード・ミックステープの2014年1月発表分一覧。日本語ラップ専門情報サイト2Dcolvicsで紹介された作品を主に取り上げている。



【】BlueShift Ent. 『B.S.E. 2013』
2014.01.01 / 全23曲91分 / 160,320kbps / audiomack



【】YOSHIYA 『xxxYEAxxx』
2014.01.01 / 全18曲48分 / 192kbps / audiomack



【】NEON JET 『BLUE JET』
2014.01.01 / 全7曲28分 / 256kbps / YouTube
配信終了。



【】tajima hal & %C 『Thin Lines』
2014.01.03 / 全8曲22分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】VA 『News Letter LHW? vol.3』
2014.01.04 / 全10曲32分 / 160kbps / mail
メール登録者限定。



【】Paranel 『nicaball』
2014.01.04 / 全7曲20分 / 160kbps / mail
メール登録者限定。



【】A-QUIK 『I WANT TO DIE LIKE #A MAN』
2014.01.04 / 全6曲24分 / VBR / blog
配信終了。



【】ichiro_ 『NERITAKA ep』
2014.01.07 / 全6曲17分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】J-ONE 『2007〜2012 LOST JONE BEAT TAPE』
2014.01.16 / 1枚ファイル48分 / 320kbps / SoundCloud
配信終了。



【】ぎっちょ 『師走デモ』
2014.01.07 / 全5曲12分 / 256kbps / Twitter
1週間限定配信。



【】蔵人 THE S.T.R.F.S. 『Free DL DEMO』
2014.01.08 / 全5曲16分 / 192,320kbps / YouTube
配信終了。



【】N9nery-One 『101 - N9nery-One Nonstop mixed by DJ PAT』
2014.01.09 / 1枚ファイル65分 / 192kbps / blog




【】TRAMP 『THE BEAT TAPE VO.1』
2014.01.13 / 全10曲35分 / 320kbps / blog




【】RAq 『THE BIBLE』
2014.01.13 / 全14曲42分 / 320kbps / facebook




【】lee 『self service』
2014.01.15 / 全13曲32分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】VANQUISH 『VANQUISH REMIXES』
2014.01.15 / 全8曲15分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】済間倫 『気分 IS GOOD』
2014.01.16 / 全14曲35分 / wav / Twitter




【】Green Assassin Dollar 『Essential Greens Leaves [α]』
2014.01.17 / 1枚ファイル40分 / aif / SoundCloud
配信終了。



【】VA 『ハローグッバイコンピレーション 一(いち)』
2014.01.18 / 全5曲29分 / 320kbps / HP




【】KEN-GEE 『K-0TIK RELAXATION』
2014.01.19 / 全12曲?分 / ? / web
DOBORE PRODUCTION




【】HASEGAWA-4200 『Broken House Reconstructer』
2014.01.19 / 全10曲51分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Mackey 『THERMOGRAPHY』
2014.01.25 / 全13曲28分 / 192kbps / blog
配信終了。



【】天狗マガジン 『時をかける天狗: F』
2014.01.25 / 全7曲25分 / mp3,flac,... / bandcamp
2週間限定配信。



【】KOHH 『PURP T△PE』
2014.01.29 / 全16曲58分 / 192kbps / YouTube




【】RENEH 『INTRODUCE』
2014.01.29 / 全10曲35分 / 320kbps / YouTube




【】KZ 『For Whom the Bell Tolls』
2014.01.30 / 全8曲25分 / 320kbps / Twitter




【】3deciliter 『Nishi no Kaze』
2014.01.30 / 全9曲26分 / flac,mp3,... / bandcamp
無料配信終了。



【】Frediee's Pain 『A Hundred Pounds of Pain』
2014.01.31 / 全11曲27分 / mp3,flac,... / bandcamp
配信終了。









【】VA 『音研コンピレーション』
2013.12.31 / 全14曲56分 / 320kbps / Twitter
配信終了。



【】GITANS 『GITANS』
2013.12.31 / 全13曲40分 / 160kbps / blog




【】VA 『Urban Sampler Session #9』
2013.12.30 / 全25曲69分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】reddam 『Nighthawk is Singing 1.2.3.4』
2013.12.29 / 全10曲32分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】LumpBeats 『Muddy Birth Growth』
2013.12.27 / 全7曲12分 / 192kbps / Twitter




【】chop the onion 『onion source pt.3』
2013.12.26 / 全7曲11分 / mp3,flac,... / bandcamp
配信終了。



【】Leaseka 『Ambivalence1』
2013.12.23 / 全5曲12分 / VBR / SoundCloud
配信終了。



【】VA 『Battle Train Tokyo presents BATTLE TRACKS JAPAN』
2013.12.17 / 全15曲47分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】YH 『Ca$H Flow The Mixtape』
2013.12.15 / 全12曲20分 / 160kbps / datpiff




【】YOSHIMARL 『Smoke, Pizza & Coke』
2013.11.27 / 全13曲29分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】VA 『Mind Extraction seq.4 BEAT TAPE』
2013.10.06 / 全9曲25分 / 320kbps / Tumblr




【】chop the onion 『onion source pt.2』
2013.07.01 / 全10曲15分 / mp3,flac,... / bandcamp
配信終了。



【】chop the onion 『onion source pt.1』
2013.06.24 / 全13曲24分 / mp3,flac,... / bandcamp
配信終了。





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<まとめ>
2010年〜2011年1月〜9月分 Tegetther
2012年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

・「JPRAP.COM presents "The Se7en Deadly Sins"」 →記事(2011.05.26記)
  2010年の主要フリーダウンロードミックステープについてもある程度まとめてある。
・「昨今の国産ヒップホップ・無料DLミックステープ事情」 →記事(2011.09.30記)
  2011年前半の作品に焦点を当てた記事。
・「VA『Fat Bob's ORDER vol.1』」 →記事(2011.10.07記)
  記事の最後に名古屋関連のミックステープをまとめた。
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2014.01.31 Friday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
シロメ

69点/100点満点中

"Z"が付く前、"クールビィーティー"早見あかりがまだ在籍していた頃のアイドルグループ・ももいろクローバー主演のホラー映画。2010年8月公開。監督脚本はOVAでのホラー作品を専門にしそのジャンルでは定評があるらしい白石晃士。

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誠意をもって願い事をすれば何でも叶えてくれるといわれる神様"シロメ"が関東郊外の廃墟でまつられているという。不純な動機でお祈りをすると不可解な死や行方不明になるともいわれる。ももクロの6人はこの心霊スポットへの突撃体験レポートをすることに。
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以前見ていた映画ブログで面白いと紹介されていて、アイドルものとはいえホラーだし見てみようと思ったら近所のレンタルDVD屋を3〜4軒周ってもなく、そんなものかと当時思っていたのだけど、マー君こと田中将大が日本で最後にやれることはこれぐらいとばかりに強力プッシュしていることも影響しているのか、ももクロは今や国民的アイドル一歩手前という状況もあり、気づいたら入荷されていた。ありがたいことだ。

何だかんだといいながらも曲やメンバーの顔を把握しつつある。ついこの間まではラッパー兼トラックメイカーのCherry Brownが好きだと公言していた黄色担当のしおりんと、関西のラッパー・ミンちゃんがお気に入りにしていた緑担当ぐらいしか把握せず、反抗期真っ只中の"あーりんだよぉ"をセンターの赤担当とずいぶん長いこと勘違いしていたほどだったのに・・・。

ももクロの6人がいわれのある廃墟を訪れるというモキュメンタリー風に進む。2年間のインディーズ活動が実り、2010年3月ついにメジャーに上がった彼女たちは5月に発表したメジャー第1弾シングル『行くぜっ! 怪盗少女』も初登場3位と好調で、CSとはいえついに冠番組を持つことになったのだ。関わった人が何人も亡くなっているという廃墟に番組スタッフと共に入っていき、様々な怪異現象に怯えながらも彼女たちは与えられた課題──シロメ様の前で2010年の紅白歌合戦出場を願う──をこなそうとする懸命な姿が描かれる。

どこからどこまでが演出なのかは不明だけど、画面から汲み取れる通りに信じれば、彼女たち6人の素の表情を楽しむことができる。熱心なファンでなくても、彼女たちの頑張りやひたむきさはその活動やパフォーマンスから伝わってくるが、本作にあるのもそうした表情だ。The Beatlesも含めてアイドル映画といわれるものをこれまで見た覚えがないので、比較はできないのだけど、ホラーとやや特殊ながらも6人それぞれの魅力やグループで一体となった良さといったものが最大限に引き出されていて、まさに王道といえるアイドル映画なのかもしれない。

モキュメンタリーであることからも製作費がかなり少ないのは想像に難くないが、作り手がどこまで作り込んでおどかしにくるのか読めないこともあり、そういう意味で先の読めなさから生まれる見えない恐怖が確かにある。でも、それより何より一番はももクロの魅力だろう。それと、本作の公開4ヶ月後に脱退が発表された早見あかりがこのグループの中で異質だったのがよく分かる。ひとりだけ突出して美人だ。他のメンバーは今のアイドルらしくクラスの中ではかわいさでいえば3番手4番手だけど、その明るくて元気なキャラクターから意外に男子の一番人気みたいな女の子たちだけど、彼女だけは学校一の美人といった立ち位置なのだ。音楽ニュースで知った時はそうなんだぐらいにしか思わなかったけれど、こうして動いている6人の様子を見ると抜けたことに何ら不思議はないなと思ってしまう。
2014.01.31 Friday 23:57 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島

73点/100点満点中

時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』のアニメ映画監督細田守の劇場長編デビュー作。少年ジャンプの人気漫画を原作にしたアニメ劇場版としては6作目。

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"グランドライン"を航海中のモンキー・D・ルフィ船長率いる海賊麦わらの一味は"オマツリ島"への地図を見つける。きらびやかなテーマパークとの謳い文句に釣られ、喜び勇んで針路を一路その島に向ける。しかし、彼らを迎えたド派手な男・オマツリ男爵は、"秘密の宝物をやろう。ただし、地獄の試練を乗り越えられたらな!"といい放つ。
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ウィキペディアによると、細田監督は大学卒業後の1991年に東映動画(現・東映アニメーション)に入社し、アニメーターとしてのキャリアをスタートさせ、やがて演出に移る。転機は2000年。『ハウルの動く城』の監督に選ばれたことでスタジオジブリに出向する。が、細田版の同作は途中で企画そのものが中止に。失意は大きく、"アニメ業界で生きていくのは終わった"と感じたそうだが、東映復帰後第1作目として2002年に演出したTVアニメシリーズ『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』第40話「どれみと魔女をやめた魔女」(YouTube)が好評を博し、翌年には村上隆が手掛けたルイ・ヴィトンの店頭プロモーション用アニメ『SUPERFLAT MONOGRAM』(YouTube)の監督に起用され、2006年の『時をかける少女』にも繋がる。

2005年の本作は、"『ハウルの動く城』制作時のスタッフ召集の失敗と、その失敗によって絶望しているところへ新たな仲間が集まってきてくれた経験を基にしている"そうだ。熱いわけだ。


10年ぐらい前までは主要少年漫画誌と青年誌を毎週読んでいたので、少年ジャンプでは新連載が始まるたびに読む漫画がなくなっていくと嘆きつつも尾田栄一郎の「ONE PIECE」はしっかり楽しんでいた。今も大人気らしいので変わっていないと思うが、最高のワクワクとほろっとさせる物語の作り方の巧さに感心していたのをよく覚えている。

細田監督の劇場映画第1作ということで鑑賞したが、前半のテンポの良さは見事。次から次へと目まぐるしくエピソードが進んでいく。目の前に豪華な料理がわんこそばの要領で運ばれてくるのに似ている。『エイリアン』の1作目に出てくる宇宙船のような外観の巨大花が登場し、いよいよ島が本性をむき出しにする後半になると、ワンピースのもうひとつの要素である涙ポロリがいかんなく発揮され、仲間や友情の大切さをルフィが身をもって証明してみせる(船長は大変だ)。本当に良いシーンだと思う。オマツリ男爵の声を担当した大塚明夫が思わず涙したというのもよく分かる。

ただ、明朗な冒険活劇からより感情的になる修羅場への変換に唐突が否めない。いつまにか画面から彩度が失われ、ルフィの顔色が病人のように悪くなっていて戸惑う。この繋ぎがもう少しスムースにいっていればより楽しめた。

チョビ髭船長とルフィとのコミカルな追いかけっこを見ているとルパン三世を彼が監督したらどうなるのか見てみたくもなるが、そうなるとますます宮崎監督との比較で語られていくのだろう。



【追記】2014.02.05
公開時の細田監督インタビュー⇒記事
演出の意図や背景をかなり事細かく話していて興味深い。
2014.01.31 Friday 23:56 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
The Ornette Coleman Trio『At The Golden Circle Stockholm Volume 2』

The Ornette Coleman Trio / At The Golden Circle Stockholm Volume 2
邦題: ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン Vol.2
Label: Blue Note
Release:

Personnel:
Tr.2, 4: 1965.12.03 Live at the "Gyllene Cirkeln", Stockholm, Sweden
Tr.1, 3: 1965.12.04 Live at the "Gyllene Cirkeln", Stockholm, Sweden

Recording Date:
Ornette Coleman - alto sax(Tr.2-4), violin(Tr.1), trumpet(Tr.1)
David Izenzon - bass
Charles Moffett - drums

Song List:
01. Snowflakes And Sunshine
02. Morning Song
03. The Riddle
04. Antiques
2014.01.31 Friday 00:00 | ジャズ | comments(0) | trackbacks(0)
女優霊

60点/100点満点中

『リング』『クロユリ団地』の中田秀夫監督の劇場デビュー作。低予算ながらも若手を盛り立てるという趣旨の企画「J・MOVIE・WARS3」のひとつとして製作(他には青山真治監督の『Helpless』、SF映画『宇宙貨物船レムナント6』、昨年には『グランド・マスター』の音楽を手掛けた梅林茂の『Mogura』)され、まず1996年2月にWOWOWでテレビ放映、その後3月に劇場公開される。脚本は中田とその後「リング」シリーズを作る高橋洋。主演は元たけし軍団の柳ユーレイ(現・柳憂怜)。

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新人監督の村井俊男は、カメラテストの映像に知らない女優が写っていることに気づく。映画撮影場の第8スタジオでその後も撮影は続けられたが、奇妙なことが次々と起こり始め・・・。
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『リング』が話題になっていた当時、テレビでその特集番組だったかがあり、何気なしに見ていたら撮影スタジオの上から落ちたその女性の死体の形がめちゃくちゃ怖くて、思わず妹と顔を見合わせてしまったのを強く覚えている。だからということもないが、いや、だからなのかもしれないけれど、ホラー映画好きなのになぜか手に取るのをためらっていた作品。

いざ見てしまうと意外に怖くないのはお決まりの現象ではあるものの、落下した女優の恰好はやっぱり強い印象を残す。普通では考えられない造形というのはそれだけで十分恐ろしいのだろう。本作は2年後に撮られた『リング』などで始まる"ジャパニーズホラー"の礎とされている作品であり、見るたびに少しずつ動いていくフィルムに映しこまれた影や、白服に長い黒髪の女といった日本人が生理的に怖いと思ってしまう恐怖描写がそこここに見られる。

その一方で、どうして女優の霊に憑りつかれるのかその条件がはっきりと明示できていない。ホラーが理詰めすぎても面白くないが、それでもある程度の共有できる因果関係があってこそ、自分の身にも起こりうる恐怖現象として楽しめるわけでもある。『リング』にはその理由がしっかりあった。観客を単純に怖がらせるだけのホラーとは違っていたからこそあれほど熱狂したのだ。

少ない予算内で製作された短編(76分)という厳しい条件があったのだろうし、『リング』の基礎であり、習作ではあっても、傑作まではいかない。公開当時も怖くないという評価を受け、その悔しさをバネに中田と高橋は『リング』に向かったそうだ。
2014.01.30 Thursday 23:58 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
The Ornette Coleman Trio『At The Golden Circle Stockholm Volume 1』

The Ornette Coleman Trio / At The Golden Circle Stockholm Volume 1
邦題: ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン Vol.1
Label: Blue Note
Release:

Personnel:
Tr.5: 1965.12.03 Live at the "Gyllene Cirkeln", Stockholm, Sweden
Tr.1-4: 1965.12.04 Live at the "Gyllene Cirkeln", Stockholm, Sweden

Recording Date:
Ornette Coleman - alto sax
David Izenzon - bass
Charles Moffett - drums

Song List:
01. Announcement
02. Faces And Places
03. European Echoes
04. Dee Dee
05. Dawn
2014.01.30 Thursday 00:00 | ジャズ | comments(0) | trackbacks(0)
Anthony Williams『Spring』

Anthony Williams / Spring
Label: Blue Note
Release: 1965

Personnel:
Wayne Shorter - tenor sax (Tr.1, 3, 5)
Sam Rivers - tenor sax (Tr.1, 3-5)
Herbie Hancock - piano (Tr.3-5)
Gary Peacock - bass (Tr.1, 3-5)
Anthony Williams - drums

Recording Date: 1965.08.12

Song List:
01. Extras
02. Echo
03. From Before
04. Love Song
05. Tee
2014.01.29 Wednesday 00:00 | ジャズ | comments(0) | trackbacks(0)
クロユリ団地

55点/100点満点中

元AKB48の不動のセンターこと前田敦子主演の2013年のホラー映画。監督は『リング』の中田秀夫。共演には成宮寛貴。"企画"として秋元康がクレジット。

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老朽化が進むクロユリ団地に家族4人で越してきた二宮明日香は、隣室でひとり暮らをする老人・篠崎が死んでいるのを発見してしまう。介護士を目指す彼女は孤独死に心を痛め、遺品整理のためにやって来た青年・笹原忍に悩みを打ち明けるが・・・。
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テレビで流されていた予告編がかなり怖くて、1990年代末に"ジャパニーズホラー"ブームを作り上げたあの中田秀夫がいよいよ本気でホラーに戻ってきたのかとかなり期待したのだけど、予告編ほどには怖さが凝縮されていなくて、しかもホラーというよりはサイコスリラー気味でもあり、がっかり感は否めない。

2001年の『仄暗い水の底から』のような薄気味悪い団地の狭い階段は素敵だし、壁をカリカリとひっかくというお馴染みの恐怖表現はいかにもといった調子だ。よしよしこれはいい感じに怖くなるぞと体を強張らせながら見続けるも、それ以上の恐ろしさを生み出せない。クライマックスでのドア越しの攻防で、相手がいい感じにたち悪いのは見所だが、でもそれはその後しばらく引きずるほどの怖さというわけではない。

苦役列車』では登場回数が少ないとはいえ、まともに演技をしていた前田が今回は調子が悪い。俳優としての成宮寛貴は初めて見るが、こちらも前田よりややマシという程度。団地の砂場で遊んでいるミノル役の子役がちゃんと見られる演技をしていたのがせめてもの救いだ。
2014.01.28 Tuesday 23:58 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
苦役列車

65点/100点満点中

天然コケッコー』『マイ・バック・ページ』の山下敦弘監督が西村賢太の芥川賞(2011年)受賞作を映画化した2012年の青春ドラマ。主演は『モテキ』の森山未來。共演に高良健吾、前田敦子、マキタスポーツら。

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1986年の東京。中学卒業後、日雇い人足としてその日暮らしを送る19歳の北町貫多は、給料を家賃より先に酒と風俗に使っていた。職場の新入りで同年代の専門学生・日下部正二と意気投合し、終業後も行動を共にするようになる。貫多は秘かに想いを寄せていた古本屋のアルバイト店員・桜井康子と友達になることにも成功し、人並みの青春を謳歌し始める。
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バブル前夜の東京の片隅で繰り広げられるしみったれた青春物語。主人公貫太は小学5年生の時に父親が性犯罪を犯したために一家は大変な目に遭い、中学卒業後は家賃1万円のボロアパートでひとり暮らしを続けている。十五、六で大人の社会に交じって働いてきたことで、夢や希望とは無縁で本を読むことだけを楽しみにひっそりと生きている。そんな職場に珍しく同年代の正二が入ってきたことで交流が始まり、貫太も少しずつ変わっていく。

中卒だからと卑下しながらも屈折した自尊心を持て余し、正二の眩しいまでのキャンパスライフを目撃すると、その鬱屈を爆発させてしまう。一方で、"真っ当な"友達付き合い(そんなものないとは思うけど)が分からないのに普通の色恋沙汰や女性の機微など理解できようはずもなく、前田敦子演じる康子に酷い仕打ちをしてしまう。そうやって貫太の不器用すぎる生き様が延々と積み重ねられていく。

役者たちはいい演技をする。主演の森山は光あふれる享楽の時代の影を全部ひっかぶったような表情をしているし、文語調のセリフが時折混ざる感じなどは60〜70年代の残党のようで雰囲気がある。心配だった元AKB48の前田敦子も違和感のない演技を見せる。両目がくっついてるなぁとどうしても思ってしまうが、それは演技とは関係ない話で、そんな顔でも当時は"不動のセンター"だったのだ。マキタスポーツは夢を諦め切れない四十代オヤジを好演している。

原作は未読なので知らないが、マキタスポーツ演じる高橋が夢の階段を上り始めるという口先だけではなく行動で不可能を可能にしかけているのを見ることで、貫太は鉛筆を持ち原稿に向かい、以前から思っていた文章を書くことを決める。小説は半自叙伝だとも聞いたことがあったけれど、ともかく終わり方は比較的明るい。でも、それほど面白いと思えないのは、単純に貧乏話が苦手で、まあそりが合わないというだけの話だと思う。
2014.01.28 Tuesday 23:57 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
Sonny Rollins『Sonny Rollins On Impuse!』

Sonny Rollins / Sonny Rollins On Impuse!
Label: Impuse!
Release: 1965

Personnel:
Sonny Rollins - tenor sax
Ray Bryant - piano
Walter Booker - bass
Mickey Roker - drums

Recording Date: 1965.07.08

Song List:
01. On Green Dolphin Street
02. Everything Happens To Me
03. Hold 'Em Joe
04. Blue Room
05. Three Little Words
2014.01.28 Tuesday 00:00 | ジャズ | comments(0) | trackbacks(0)
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