すばらしくてNICE CHOICE

暇な時に、
本・音楽・漫画・映画の
勝手な感想を書いていきます。
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2021.02.10 Wednesday | - | - | -
無料配信ミックステープ1月号(2015)
2015年1月に発表された国産ヒップホップを中心としたフリーダウンロード・ミックステープを紹介する(投げ銭/いい値[NYP]の作品も含む)。日本語ラップ専門情報サイト2Dcolvicsを主に参考にしている。



【】PONY×KURABEATS 『ポニーピー'TURBO』
2015.01.01 / 全11曲39分 / 320kbps / Twitter




【】Warushi 『Proceeding』
2015.01.01 / 全11曲37分 / 320kbps / Twitter
終了。



【】dizzy 『0.9』
2015.01.01 / 全5曲13分 / 320kbps / SoundCloud
終了。



【】VA 『basyo compi vo.2 〜新春俳句コア〜』
2015.01.01 / 全18曲12分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】ballhead 『f**k that s**t』
2015.01.01 / 全9曲14分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】GREEN ASSASSIN DOLLAR 『DUST.TΔPE』
2015.01.01 / 全7曲9分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】トリプルファイヤー 『LIVE at o-nest 20140428』
2015.01.03 / 全6曲20分 / 320kbps / Twitter
終了。



【】HI-SO 『やっぱり俺は韻を踏む』
2015.01.03 / 全7曲20分 / 320kbps / Twitter




【】SUBMARINE 『ミックスフロム彼方 -MIX OF SUBMARINE PAST TRACKS-』
2015.01.03 / 1本ファイル38分 / 320kbps / SoundCloud
終了。



【】LAZY:LAZY 『Skill Again』
2015.01.04 / 全9曲26分 / 320kbps / YouTube




【】MOOKOOBAEK 『CUT THE CRAP mixtape vol.3』
2015.01.05 / 全13曲47分 / 320kbps / clux




【】SR 『Tokyo Bitchez 3'00』
2015.01.12 / 全11曲30分 / 128kbps / audiomack




【】Budamunk 『Loungin'』
2015.01.13 / 全9曲21分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】VA 『月刊OPM 1月号』
2015.01.15 / 全8曲24分 / 192kbps / Twitter
終了。



【】matatabi 『Dejavu』
2015.01.16 / 全7曲24分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】dizzy 『グレーのパーカー (解説入)』
2015.01.16 / 全5曲11分 / 320kbps / SoundCloud
終了。



【】ACT WELL HARVEST 『CLARIDAD.ep』
2015.01.16 / 全10曲26分 / 128,192,256kbps / audiomack




【】Nonkey 『fukubukuraw』
2015.01.17 / 全13曲50分 / VBR,160,192kbps / Twitter
終了。



【】ItakraWalker 『Brunch EP』
2015.01.18 / 全5曲13分 / 192kbps / SoundCloud
終了。



【】Young Freez & DJ Ryo 『Freezy Talk』
2015.01.19 / 全19曲55分 / 192kbps / audiomack
終了。



【】blackglassG 『Beyond the City EP』
2015.01.20 / 全6曲23分 / mp3,flac,... / bandcamp
終了。



【】Galleria 『Gravity』
2015.01.21 / 全11曲43分 / 160kbps / audiomack




【】dizzy 『生活感と慢性』
2015.01.23 / 全9曲26分 / 320kbps / Twitter
終了。



【】DUDE 『1993 VOL.2』
2015.01.23 / 全5曲16分 / 320kbps / Twitter




【】FReECOol 『Illmagic』
2015.01.23 / 全6曲24分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】COOKIE CRUNCH 『Henny & Crunky』
2015.01.24 / 全6曲20分 / 192,320kbps / Twitter




【】Shun'ei 『PARK EP』
2015.01.24 / 全11曲20分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】FRank 『Frankly Trip』
2015.01.26 / 全6曲20分 / 192kbps / audiomack




【】ホシノコプロ 『Instrumentals』
2015.01.25 / 全11曲48分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】SHINO 『WAY OF ・・・』
2015.01.25 / 全7曲25分 / 320kbps / audiomack




【】TALO MC 『印 the EP』
2015.01.25 / 全6曲27分 / 128,192kbps / Twitter




【】Arµ-2 『RCTC/2』
2015.01.26 / 全7曲21分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】Gudamanss 『NaturePark』
2015.01.30 / 全9曲23分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。





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<まとめ>
2010年〜2011年1月〜9月分 Tegetther
2012年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

・「JPRAP.COM presents "The Se7en Deadly Sins"」 →記事(2011.05.26記)
  2010年の主要フリーダウンロードミックステープについてもある程度まとめてある。
・「昨今の国産ヒップホップ・無料DLミックステープ事情」 →記事(2011.09.30記)
  2011年前半の作品に焦点を当てた記事。
・「VA『Fat Bob's ORDER vol.1』」 →記事(2011.10.07記)
  記事の最後に名古屋関連のミックステープをまとめた。
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2015.01.31 Saturday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
SHORT PEACE

66点/100点満点中

オープニングを含めると5本からなる2013年のオムニバスアニメ映画。監督は登場順に森本晃司、森田修平、大友克洋、安藤裕章、カトキハジメ。


「オープニング」
監督:森本晃司
時間:3分

5本とも"日本"をテーマにしているそうで、このオープニングもひぐらしの鳴く中をかくれんぼをしていた少女がウサギに誘われて、不思議な国に彷徨いこむというものになる。声を担当したのは"はるかぜちゃん"で有名な子役・春名風花。


「九十九」
監督・脚本:森田修平
時間:14分

おそらく江戸の頃。嵐に遭い山道で迷った男はお堂を見つける。ひと晩泊めてもらおうと中に入り、休んでいると、いつの間にか破れ傘や美人画に取り囲まれていて・・・。

この作品は見ながら思い出したけれど、2013年の第86回アカデミー賞短編アニメーション部門で候補になり、話題になっていた作品。ニュース番組で組まれていた彼の特集を見ていて、千代紙をアニメに取り入れたとやっていた。なるほどカラフルな画面でとても日本的だし、からくり箱に修繕道具が一式詰め込まれていて職人がその腕を発揮する様は、『トイ・ストーリー2』に登場した人形修復師を彷彿させ、海外で受け入れやすく評価が高いにも頷ける。礼節を重んじるオチも良い。


「火要鎮」
監督・脚本:大友克洋
時間:12分

江戸。裕福な商人の家の娘として育ったお若は望まない結婚が間近に迫っている。火消しになった幼馴染の松吉を忘れられず、不用心から出してしまった火を消すことなく、燃え広がるままにして・・・。

これが大友作品だったのか。一番つまらなかった1本だ。"大江戸八百八町"といわれた街並みを描き出す絵巻物から次第に物語の舞台に焦点が合っていく演出や、西洋に比べ遠近の狂った当時の画法を取り入れた作画など意欲的で面白くもあるし、お馴染みの「八百屋お七」をモチーフにした話自体は悪くない(ウィキペディアによると、落語の「火事息子」も関係しているそう)。ただ、サゲまで当時の上品さを引用したのか、これで終わり?という物足りなさがある。


「GAMBO」
監督:安藤裕章
脚本:石井克人
キャラクターデザイン原案:貞本義行
時間:21分

戦国の世か?赤鬼に襲われている村に立ち寄った野武士に村の長が鬼退治を依頼する。赤鬼に差し出し続けたために最後のひとりとなった娘は山の中で偶然白い熊ガンボに出会う。赤鬼をやっつけてという娘の祈りが通じ、ガンボは赤鬼の後を追い始める。

SF要素もあるアクションで、物語自体はそれほど面白いわけではなく、思わせぶりな設定もどんなものだろうという感じだが、くんずほぐれつ闘う熊と鬼の最後で、熊だけにベアハグを決めるのは少しだけ笑えた。


「武器よさらば」
監督・脚本:カトキハジメ
原作:大友克洋
メカニカルデザイン:カトキハジメ、山根公利
時間:24分

ガンダムのメカデザインで有名なカトキハジメが初めて監督した短篇。近未来の東京。ギムレットを隊長に、退役間近のジン、若手のマールとラムはパワードスーツで武装し、ドライバーのジャンキーに背後を任せ、廃墟と化した街に踏み入る。しかし、自律戦車コングが敵の侵入と判断し、5人に襲い掛かってくる。

原作のこともあり、これが大友監督作と思っていた。見終えた後は「武器よさらば」があるからこそ本作を見る価値があると考えたぐらいなのだけど、まさかカトキハジメの初監督作だったとは。パワードスーツの4人と強敵コングとの一戦を念入りに描き、戦闘描写の細やかさは本当に素晴らしい。しかも、その一局面で終えても十分満足いく仕上がりになっているのに、さらにその続きがあり、そうなると熱いドラマが生まれていき、オチもしっかり付けられている。
2015.01.15 Thursday 23:57 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT / The Fast and the Furious: Tokyo Drift

67点/100点満点中

2006年公開の人気カーアクションシリーズ第3弾。監督はこの後6作目までメガホンを取る台湾出身カリフォルニア育ちのジャスティン・リン(ほぼデビュー作)。これまでのレギュラーメンバーは登場しない。日本が舞台ということで千葉真一、"日本のトム・クルーズ"こと妻夫木聡、日本のオプラ・ウィンフリー"らしい柴田理恵、元横綱KONISHIKI、北川景子らが出ている。今回のラッパー枠はバウ・ワウ。ヴィン・ディーゼルが最後にノーギャラでカメオ出演。前2作までの主要俳優はその後大きく羽ばたいたが、今作の主演陣は現時点ではまだのようだ。製作費8500万ドル。

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アリゾナの高校生ショーン・ボズウェルは車好きが高じてたびたび警察の厄介になっている。ある日ついに大きな事故を起こしてしまい、少年院行きが確実に。それを避けるためショーンは軍人の父を頼り来日する。東京の生活に馴染めない彼は、同級生トゥインキーから深夜の立体駐車場で行なわれる違法カーレースに誘われる。ショーンは"DK(ドリフト・キング)"ことタカシと勝負し、自信のあった運転技術で完敗。DKの仲間でもあるハンの下で、ショーンはドリフト走行を学び、レースという未体験の世界に魅了されていく。
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題名にもなっているように、"ドリフト走行"という特殊な運転技術に焦点が当てられた作品になる。"ドリフト族"という言葉は知っていたし、だいたいどういう走行方法かというのは知っていたが、たまたま年末に箱根の山道をドリフトで疾走するというある意味アホみたいな興味深い動画を興奮しながら見ていたいので、その数日後に本作を見られたのは面白い出会いだ。

1作目では直線距離での速さを競う"ゼロヨン"が主で、2作目でカーブが当然ある公道レースあるいはカーチェイスが描かれ、そこにサスペンス要素が付随していた。これまでも運転技術の良し悪しは描写されてはいたけれど、今回はドラフト走行を中心に置いたことで、ドライビングテクニックの比重がより増して、曲芸度が上がったともいえる。さらに高校生を主人公にすることで(全くそうは見えないし、最初のアリゾナシーンでは逮捕されるまで大学生だと思っていた)、今までにない青春色が付加されている。もうひとつ興味深いのは、日本で撮られたということも影響しているのか、日本のスポ根漫画のお決まりコースともいえる、技術習得までに地道な練習を繰り返し、強敵に勝つという展開になっていることだ。

前作が成功した1作目の拡大路線だったのに比べると、今回はシリーズに新しい要素を導入していてその意欲は買える。が、日本を舞台にしているということで、そうなると西洋から見たこの島国への奇異な視点がやはり見受けられるわけで、鼻白むとまではいかないにしろ、そう思われているのかとやや身構えながらの鑑賞になることは否めない。

シリーズの華でもある改造車に群がる女の子たちはかなり非日常に見え(アジア"系"女性なのかもしれないが)、反対に考えると、ロスやマイアミで同じように車の脇で花や蝶になっていた女性たちも、異国の私からするとあれがロスでマイアミなのかさすが自由の国アメリカだとなったりしていたが、同地の人間が見たら不自然この上ないのかもしれない。ハンの修理工場には向こうの人にとってはとりわけ奇異に思えるらしいカプセルホテルのあの一室があったりとユニークだ。

新宿の大ガードをくぐり抜け、道玄坂を下り、渋谷スクランブル交差点ではドリフトで左折していくシーンがあり、ハリウッド映画クラスになると東京の公道でカーチェイスが撮れるのかと驚き、またハンがクラッシュした場所がどこか思い浮かばず不思議に思ったりもしたのだけど、DVD特典にその説明があった。さすがに東京ではチェイスシーンは許可されずに、ロスのダウンタウンを日本語の幟や電飾で飾り立て、日本で撮った映像と合成させたそうだ。スクランブル交差点も飛行場だったかに似たような雰囲気のセットを作ったという。8500万ドルの製作費は伊達ではない。

俳優・妻夫木聡がスターター役で出てくるのは予告編でも当時流れていたので覚えていたが、北川景子が出ていたのは最後まで気づかなかった。しかも出番が結構削除されてもいるようで、特典にはそ
の未公開シーンがずいぶんあった。電気グルーヴのピエール瀧もガリスタンド店員役として出てきて、子供ラッパー上がりのバウ・ワウにキレられる場面はユーチューブにアップされている。モリモト役の陽気なレ
オナルド・ナムが撮影中に撮ったという動画にも楽しそうにはしゃぐ彼女が映っている。当時の彼女のインタビューも残っていた記事もある。あとは、ショーンの父の愛人役で真木よう子。


"しょこたん"こと中川翔子も出ていると知り、後から大雑把に見直したが見つけられず、ネットで検索したら探し当てた記事があった。リンク先の記事には他の日本人出演者も紹介されている。

右がしょこたん。ショーンとトゥインキーが街に繰り出したシーンでこの手のロリータファッションの女の子たちがいたようないなかったような。

ショーンの敵となるDK役のブライアン・ティーは父親が韓国人で母親が日本人。沖縄で生まれ、2歳からカリフォルニアで育つ。また、ハンに扮するサン・カン(雰囲気のあるいい俳優)もアメリカで生まれ育った韓国系アメリカ人であり、モリモトを演じたレオナルド・ナムに至ってはアルゼンチン生まれオーストラリア育ちであり、それぞれ風貌はアジア系ということで最初は日本人が演じているのかとも思ったが、英語も日本語も流暢にこなしていて、どういうことだと思ったら、時折日本語が片言になったので、おそらく日本語パートだけが吹き替えられていて、そういうやり方もあるのかとその点でも興味深かった。

しかし、「日本を舞台としたアメリカ映画一覧」というウィキペディアページを参考にしながら思うのは、確かに『ロスト・イン・トランスレーション』や『キル・ビル』『THE JUON/呪怨』『バベル』『バイオハザードIV アフターライフ』などの私も見たことがある最近の作品では現代日本を舞台にした設定はあるけれど、本作ほど思いっきり日本を取り入れているものはなく、その点でもなかなか面白い。
2015.01.03 Saturday 23:59 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
ワイルド・スピードX2 / 2 Fast 2 Furious

64点/100点満点中

2001年の大ヒット・カーアクション『ワイルド・スピード』の2003年の続編。ポール・ウォーカー主演は変わらないが、ヴィン・ディーゼルの出番はなく、代わりの相棒をタイリース・ギブソンが演じる。他の共演にエヴァ・メンデス、ほぼ映画デビューとなるデヴォン青木、前作のJa Ruleに続きラップー枠で今回はLudacris出演している。監督も『ボーイズ’ン・ザ・フッド』でデビューした黒人監督ジョン・シングルトンに変更されている。製作費7600万ドル。

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強盗犯ドミニクを逃がしたことで追われる身になった元警察官のブライアン・オコナーはフロリダ州マイアミで、ロスにいた時と同じように公道レースで活躍し、人気者になっていた。ところが、突然現われた警察に囲まれ、逮捕されてしまう。警察はブライアンを使って、麻薬組織のボス、カーター・ベローンを逮捕するために腕の立つドライバーとして再びブライアンを潜入させようとしていた。ブライアンはロスでの罪状の不問を条件に請け負い、また幼馴染のローマン・ピアースを相棒にする条件も飲ませる。
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実際の劇場でも公開されたのかは知らないが、6分ほどの序章があり、前作でブライアンがドミニクの逃亡を見逃した直後から彼自身が追われる側になり、警察バッチを残し逃亡を図る様子が描かれる。各地の野良レースに参加しながら逃げ続け、マイアミの地に辿り着く。

ドミニクが出ないけれども、ブライアンとはわだかまりがある幼馴染ローマンを登場させ、速い車を使ったバディ物として展開し、地元警察・FBIと共に凶悪な犯罪者集団を追うというもので、大枠では変わらない。陽気でどこか抜けているローマンのキャラクターは悪くないものの、ドミニクほどのキャラ立ちはないが、その分を昼間の公道カーチェイスを増やすことで解放感すら感じられよく補われている。でも、そのレース以外の物語部分が全体的に陳腐であり、見ている時はより派手になったと思ったアクションシーンにしても、製作費が前作の倍と知ると、もう少しやれたのではないかと思ってしまうのが正直なところ。豪華ボートに車を突っ込ませるのは悪くないが、その後のオチもあまりにあっさりし過ぎている。
2015.01.03 Saturday 23:58 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
ワイルド・スピード / The Fast and The Furious

63点/100点満点中

2001年のサスペンスアクション。主演はポール・ウォーカー、ヴィン・ディーゼル。共演にジョーダナ・ブリュースター、ミシェル・ロドリゲス、中国系アメリカ人役で最近では『アイアン・フィスト』や『エンド・オブ・ホワイトハウス』で活躍したリック・ユーンが出演。現在は監督として『エンド・オブ・ウォッチ』『フューリー』などを撮っているデヴィッド・エアーが共同脚本のひとりで参加している。製作費3800万ドル。

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夜な夜な大金を賭けた違法な公道レースが行われているロサンゼルス。仲間たちから一目置かれる凄腕ドライバーのドミニク・トレットは、新顔ブライアン・オコナーと一勝負交えることに。接戦の末、ドミニクが勝利するも、彼にも負けない驚異のドライビングテクニックを披露し、ギャラリーの注目を集める。しかし、彼の本当の姿は警察官で、最近多発している高級品を積んだトラックを車で強奪する事件を追い、潜入捜査を遂行しているのだった。
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ここのところ年始にこれまでバカにし敬遠していた人気シリーズをまるで自分を追い込むかのようにして集中して見るのを習わしにしていて、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ、「ハリー・ポッター」シリーズと続けたのだけど、今年は「トワイライト」か「ソウ」、「ワイルド・スピード」で迷ったが、結局ファンが"ワイスピ"と呼んでるらしい、このシリーズを選んだ。

車に何ら魅了されない人生を送っているので、使われている車種がどうこういうのもこのシリーズの見どころのひとつだと理解していてもその辺の面白さはさっぱり分からない。ドラッグレース("直線コース上で停止状態から発進し、ゴールまでの時間を競う")を呼び表す"ゼロヨン"という言葉も子供の頃読んでいた車漫画『よろしくメカドック』や『F』に出てきたような気がするけれど、今回この記事を書くにあたって調べてみて、ドラッグレースは"1/4マイル(約402m)で行われることが多く、特に1/4マイルでのレースのことを日本では約0〜400mの競技区間であることからゼロヨン"と呼ぶれているのだと初めて知ったぐらいだ。

もちろん車に詳しくなくても楽しんで見られる娯楽作品であるのも事実で、一般道を猛スピードで駆け抜けるポール・ウォーカーの姿を見ると若干胸が苦しくなるわけでもあるけれど、彼はこの作品が出世作となり、シリーズがヒットを出し続けるのに伴いスターの道を歩んだわけで、2013年時点で第6作まで公開され、そしてその年の11月に不慮の事故で亡くなった事を思うとライフワークといえる作品だったのだろう。しかし、この2001年のウォーカーは本当に若い。ひょろっとした体型にいかにも白人らしい金髪に青い目。出演時にはまさかここまでヒットするとは思っていなかったろうし、生涯付き合うシリーズになるとは想像もしていなかっただろう。そして、それは共演者のほとんどが同じなのだと思う。ドミニク役のヴィン・ディーゼルにしろ、その恋人レティ・オルティスを演じたミシェル・ロドリゲスもこの作品から一気にブレイクしたわけだ。

物語自体は公道レーサー・ドミニクと潜入捜査官ブライアンという本来いがみ合う立場のふたりから、ブライアンがドミニクの妹ミアに惹かれ始めることで関係が少しずつ変わっていき、バディ物になる。そこにドミニク一派と対立する中国系バイク集団が現れたり、ブライアンの本来の任務であるトラック積み荷強奪犯は一体誰なのかというサスペンス要素が入りつつ、中心には車レースをしっかり置いて展開させていく。燃料にニトロを使うことで爆発的な推進力を得て加速する描写はあるが、基本的には素直な車のレースが描かれ、カット割りも少なく、疾走する車のかっこよさをきっちり撮っている印象だ。

最終的に興行収入は2億ドル越えを果たしたそうだけど、その勝因がイマイチ分からないのも事実ではある。日本ではエンドロールで急にDABOの「レクサスグッチ」に切り替わり、映画の内容と曲のテーマが乖離し過ぎていて唖然とさせられたというのもある。
2015.01.01 Thursday 23:59 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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