すばらしくてNICE CHOICE

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2021.02.10 Wednesday | - | - | -
リスナーが選ぶ日本のヒップホップ・アルバム・ベスト100
発売されたばかりの「ミュージック・マガジン6月号」の特集記事「日本のヒップホップ・アルバム・ベスト100」に関わった際に、その段階では他の選者を知らされなかったのだけど、音楽を聴き込むことを生業にしている評論家ではなく、音楽を趣味として生活の中で楽しみ享受している一般リスナーが選ぶベスト100も面白そうだとこの勝手に連動企画を思いつきました。選者たちへのダイレクトメールに使った、"意外に長い日本のヒップホップの歴史に想いをはせてみませんか?"という言葉は、体の良いフレーズというだけではなく、やってみるとクッソめんどくさいその取捨選択作業の中で、普段はやっても1年間単位だったのに比べると、おそろしく膨大な量の作品が存在することに気づき圧倒され、歴史と称していいだけの時間が流れているのだと実感できたからです。

一般、あるいは普通のリスナー(DMでは"民意"なんて言葉も使いました)とはいっても広く公募したわけではなく、年末に「2DColvics」が行っている「BEST ALBUMs In 日本語ラップ」に参加していたり、トゥイッターでの呟きを普段から見て、ホント色んな音楽を聴いているよなぁと勉強させてもらったりしているひとに声をかけたので、まあ"偏り"があるといえば、その通りだけど、そこはそれ同じ趣味・傾向のひとばかりをフォローしてチェックしているわけでもないので大丈夫だと自負しています。

選出方法は「ミュージック・マガジン」と同じで、黎明期から最新作までのアルバム、ミニアルバム、ミックステープから22人のリスナーが傑作と考える30枚を選び順位付けをしてもらい(シングルや映像作品は除く)、それを100枚にまとめたランキングとなります。以前、これまた勝手にまとめた「みんなが選ぶ2013年日本語ラップ人気アルバム」で試したのとほぼ同じ点数の付け方を採用しました。

前置きが長くなっても仕方ないので。以前から思いついてはいたものの、発売日を月末かなと勘違いし、ぐだぐだしていたら先週中頃に20日の発売と発表され、そこから慌てて声かけをしたため時間がほとんどない中でのお願いになってしまいました。それなのに真摯に選んでくださり、参加した皆さんには本当に感謝しています。ありがとうござます。

【選者(敬称略)】
赤福アフロちゃん雨降り△安東三iwa_joseおならBOO瓦落多靴底gogonyantaシロdezaoとむbamulet(v.o.c)日向HIBURIpotto_massie220Mise Colvicsyamamox倫(RIN)やる気まんまんサヴェージわど


以下、計357作品の中からの100枚!


1位 BUDDHA BRAND 『病める無限のブッダの世界 〜BEST OF THE BEST (金字塔)〜』 (2000)


・文句無しのアルバム。(@アフロちゃん)
・天下一 ILLER。 (@potto_)
・日本語ラップにおける「ILL」の教科書。
・全ラッパーの影響下にある傑作。(@日向)
・今や日本語ラップの教科書的存在!知ったふりしろ!!
・今なお聴いてクラッシック感よりもフレッシュさを感じるという凄み。(@赤福)
・まあこれは普通に、どう考えても選ばないわけにはいかない。日本語ラップが目指したひとつの頂点を極めてしまった。スタッテン島のシャオリン使いたちと同じ水準でやってのけたのがブッダブランドだったんだろうなあと思う。(@安東三)
・道(ストリート)に落ちているのを拾ってゲットしました(実話)(@iwa_jose)

2位 NITRO MICROPHONE UNDERGROUND 『NITRO MICROPHONE UNDERGROUND』 (2000)

・おたくもヤンキーも夢中になった(中学時代、ヤンキーに貸したCDのケースが割れて帰ってきた)。問答無用の大傑作。(@日向)
・凄いグループが出て来た!って当時は大騒ぎ。それぞれの個性が集まって化学反応を起こした最高のアルバム。(@アフロちゃん)
・完成度と革新性を兼ね備え、それでいてフォロワーも生んで新しい潮流を作った最強のアルバム。アルバム単体の革新性はもちろんのこと、やっぱりDEF JAM JAPANとかRIKOといった名前も思い出されて、そういうヒップホップのディストリビューターまでよく見える「産業としてのヒップホップ」も面白かった。ヒップホップにそれほどのめり込んでるわけでもなかった私でも、町田のTAHARAで大々的にDEF JAM JAPANとニトロのパネルを見たときは感動した(記憶違いだったらすんません)。(@安東三)

3位 SEEDA 『花と雨』 (2006)

・「俺が東京さ」っでぶっ飛ばされた。(@potto_)
・順位をPSGと本当に迷ったけど、ここはBACHLOGICとSEEDAの奇跡的な仕事が刻まれたという意味で、こちらを少し上にランキングした。とはいっても、また選ぶ時期が変わればどっちが上になるかわからない。(@安東三)
・シリアスに評価されがちだけど、とにかくラップが気持ち良いというのも大事。(@iwa_jose)
・Doberman IncのBACKLOGICが全曲プロデュースという事で話題になり、結果も残して日本語ラップの流れを変えたアルバム。ストリート、ハスリン、緑の葉っぱのテーマでここまで凄いアルバムを作るとは!早口ラップ(笑)だったSEEDAがフロウを変えて取り組んで大成功。(@アフロちゃん)
・日本語にフォーカスすることで、彼の持つ美学がより鋭利に刺さるようになった。3作品も入れてしまったが、それだけバラエティ豊かな音楽家であるということで……。(@日向)

4位 THA BLUE HERB 『STILLING, STILL DREAMING』 (1999)

・日本全国に火種を撒いた作品として欠かせない作品。(@赤福)
・対東京対メジャーへの刃。切れるというよりぶん殴られたような作品。
・対東京、対渋谷を打ち出した功績が大きいのはもちろんだが、単純にものすごいスピーチが聴けるという意味で抜群の存在感。演説とラップはつくづく同じものなんだと思う。(@安東三)

5位 SCARS 『THE ALBUM』 (2006)

・いろんな意味で「この人らは本物である」ってのをむちゃくちゃ感じさせた一枚。
・SEEDAを知った人がついつい買っちゃったアルバム。それぞれの個性が凄すぎだしラップも上手い。SCARSのボス、A-THUGのズルむけ感溢れるリリックは全てがパンチライン!(@アフロちゃん)
・ハスラーの世界を日本語で歌う。その強烈なインパクトもさることながら、マイクリレーの巧みさにも目を見張る。ある意味では実録ニトロだったと言ってもいいかもしれない。(@安東三)
・めちゃくちゃ巧い二人がいる分、スキルが全てじゃないということが雄弁に伝わる。(@iwa_jose)

6位 餓鬼レンジャー 『UPPER JAM』 (2001)

・地方B-boyの金字塔。(@bamulet(v.o.c))
・「対東京」感凄まじい大傑作(ラッパ我リヤ参加してるけど)。(@日向)
・とにかくたくさんラップが聴きたい時はこれ。(@iwa_jose)
・全てのジャンルを呑み込む大名盤だと思います。(@瓦落多)
・とにかくカッコいい。(@アフロちゃん)

7位 降神 『降神』 (2003/2004)
現在のふたりにとっては遠いものとなった分かりやすい狂気や高ぶりが渦巻いていて、その熱量は今なお勢力を弱めていない。ファーストアルバムとはこういうものであるという見本のような作品。

8位 KREVA 『心臓』 (2009)

・BEST盤を超えた現段階でのKREVAのBESTアルバム。
・ラップというよりポピュラーミュージックのアルバムとして好き。(@iwa_jose)
・アルバムの前編後編の2部構成になっていて面白かった。前編のまったり感が好き。(@アフロちゃん)
・サンプリング・ループ主体のトラックで彼としては珍しくシンプルに愛をテーマの中心に置いてラップしたアルバムが結果として最高のアルバムに。またこういうアルバム作って欲しいよ〜。(@赤福)
・彼のナルシズムやポップセンスがバランスよく保たれた作品。以降の意識高めの作品はファンにフォーカスしだした感もあり、、、。(@日向)

9位 PUNPEE 『Movie On The Sunday』 (2012)

・一応MIXCDですが実質ほぼアルバム。レア盤扱いになってしまったけど、気持ちイイくらいPUNPEE節が炸裂してる。
・HIPHOPとしてのカッコよさは勿論、ポップスとしての強度が物凄く高い。そして何より「気が効いてる」アルバムです。(@赤福)
・オーディオコメンタリー版も好きです。(@iwa_jose)

10位 S.L.A.C.K. 『我時想う愛』 (2001)

・3.11の後よく聞いてた。特に「何もない日に」。(@potto_)
・クラブでビッチを気取る女の子にすら、ウザがらず愛の眼差しを向ける彼の視点。タイトル含め宗教チックさもあるけど、彼のディスコグラフィーで一番好きなアルバム。(@日向)

11位 PSG 『David』 (2009)

・人生で唯一宇宙を感じたアルバム。日本語ラップを新しい次元に押し上げた記念碑的作品でもある。(@massie220)
・PUNPEEとBACHLOGICは、日本のヒップホップの流れを一気に変えたプロデューサーだったと思う。『花と雨』がSEEDAに文学的な拡がりを与えた作品だったとしたら、『DAVID』はどこまでも映像的な音だったと思う。ちょっと感覚的な言い方だけど、でもghettohollywoodの超名作ビデオの出来を見ても、やっぱりそうなのかなという気がしてくる。(@安東三)

12位 キングギドラ 『空からの力』 (1995)

・韻に革命が起きた。(@おならBOO)
・初代カッコイイ押韻ラップを確立させた作品だと思います。
・この二人の組み合わせはやはり緩急がすごすぎて評価せざるを得ない。
・教科書。(@iwa_jose)
・日本でLil Yachtyみたいに新世代の代表になりたいなら逆にギドラ聴いたことないっていえばいいと思う。(gogonyanta)

13位 C.O.S.A. x KID FRESINO 『Somewhere』 (2016)

・ひたすらカッコいい。そんだけです。(@赤福)

14位 OMSB 『Think Good』 (2015)

・グルーヴ、と一言。(@iwa_jose)
・正直これだけの傑作をソロで出されると、所属クルーは足枷でしかないのでは?と邪推してしまう。(@日向)
・ソロ1作目ですでにひと皮むけてたけど、さらに黒光りしたセカンドアルバム。QNと仲直りしてください。(@gogonyanta)

15位 LowPass 『MIRRORZ』 (2013)

・ラップが別次元。(@@iwa_jose)
・凝ったトラックの上でめちゃくちゃうまいラップが展開するだけでもすごいけれど、そのリリックが言葉遊びに終始してることに感動する。言葉遊び系とはいっても、やっぱり日本語ラップ黎明期のそれとは大きく違っていて、一番違うのは支離滅裂な展開の仕方。全体を通してのコンセプトが見えない。これには書き言葉の言葉遊びと話し言葉の言葉遊びの違いというのがあるんじゃないかと思う。(@安東三)
・しかし、ホップ・ステップと来てさらなる飛躍を求めるのが貪欲かつ非情なファン心理でもあり、大ジャンプの3枚目をずーーーーっと待ってる。(@gogonyanta)

16位 RHYMESTER 『リスペクト』 (1999)

・B-BOYイズムも入った大ヒットアルバム。(@アフロちゃん)
・「ゲストはQ、そして山ちゃん。男は顔じゃない中身だ」(宇多丸)って、微妙にひどくないか?といつも思う。(@iwa_jose)
・B-BOYイズムを掲げ、常に第一線で走り続けているのは素直にすごいと思う。(@gogonyanta)

17位 NORIKIYO 『EXIT』 (2007)

・SEEDAの客演で気になり買うと大当たりだった!って人が続出。レコーディング時はとても厳しい事で有名なBACKLOGIC、I-DeA という2人の素晴らしいトラックメイカーと組んだ最高のアルバム。(@アフロちゃん)
・かなり衝撃的でした、リリックとフロウに聴き入りました。トラックもI-DEA.B.L等で豪華。
・小田急で相武台前を通り過ぎる度に聴きたくなる。(@iwa_jose)
・超ドラマ。(@potto_)
・今の路線の8兆倍良い。(@瓦落多)

18位 SIMI LAB 『Page1: ANATOMY OF INSANE』 (2011)

・こいつら何者?とだんだん話題になってアルバムが出るまでの盛り上がりも含めて好き。(@iwa_jose)
・ファーストだけれども、OMSBとQNが同時在籍していた時期の最後のアルバム。とか考えてしまう。それはともかくとして。微妙な言い方になるけど、日本語ラップは日本語を分解してまた組み直す作業だけれども、おそらくシミラボは組み直す際の手つきに独特なものがある気がする。(@安東三)

19位 キミドリ 『キミドリ』 (1993)

・素朴でリアル。つるみの塔よく聞いた。(@potto_)
・インディペンデントカルチャーは雑多な未発達の文化の混交・交流を促すけれど、日本のヒップホップにおいて、その様子が色濃く投影された作品がこれだと思う。ラップスタイルも「ストリートっぽい」と形容すればいいのか、ぶっきらぼうな感じがむちゃくちゃパンク。(@安東三)
・ヒップホップとパンクスの鬼っ子は今でも唯我独尊の響きを。

20位 SOUL SCREAM 『The positive gravity 〜案とヒント〜』 (1999)

・ひとつの到達点。(@おならBOO)
・文系が酔いしれるリリック、もちろん自分も大好きだ。
・はじめて買った日本語ラップのアルバムだった。日本語でどのようなフロウを完成させるかが日本語ラッパーの宿命だった時代に、一番魅力的なものを提出したグループだと思っている。(@安東三)

21位 JUSWANNA 『BLACK BOX』 (2009)

・ヒップホップジャンキーの織りなす押韻とパンチラインの応酬。
・リリースのタイミングもアートワークも内容も全部バッチリ。(@iwa_jose)
・散りばめられたオマージュにニヤリとしつつも、何よりもこの1作に全てをかけた情熱の美しさに惹かれる。(@日向)

22位 BRON-K 『奇妙頂来相模富士』 (2008)

・ロッカーや駐輪場で「228」を選ぶくらいにはSDが好き。(@iwa_jose)

23位 ZEEBRA 『THE RHYME ANIMAL』 (1998)

・キングギドラのZEEBRAがソロデビュー。ギドラの時とは違うスタイルで日本語ラップのソロアーティストとしては初めて大々的に成功を収めたアルバム。(@アフロちゃん)
・一枚通してテクニカルでスリリング。(potto_)
・シマウマの頂点はここだと今でも思っている、あとは余録。

24位 OZROSAURUS 『ROLLIN'045』 (2001)

・横浜をレペゼンした歴史に残るアルバム。(@アフロちゃん)
・あれが何位でこれが何位と順位なんてつけられないことを実感するアルバム。(@iwa_jose)
・「ラッパーの言葉の重さとは」の答えはこれだと思う。

25位 スチャダラパー 『5th Wheel 2 the Coach』 (1995)

・90年代のさんぴんブームを見ていた3人がタイトなclassicを作った1枚。(@倫)
・ブギーバック大ヒット後に出したアルバム。サマージャム'95、ジゴロ7、from喜怒哀楽など入っていてニコニコしながら聴けるアルバム。(@アフロちゃん)
・トラックが全部ドープ。(potto_)
・アングラ、メジャー、文学、オモロ、あらゆる両極端を見事にまとめ込みめんどくさい人らの偏見ごとねじ伏せた超名盤。

26位 KOHH 『MONOCHROME』 (2014)

・分かりやすいワードにやり方次第で価値を付与できることを、耳がこじれ始めたリスナーたちに強烈に提示し、10年代後半の日本語ラップの可能性を広げた1枚。(@massie220)

27位 SWANKY SWIPE 『Bunks Marmalade』 (2006)

・全編に漂う生き急いでるかのようなギリギリ感がすごい。(@瓦落多)
・結局ラップがうますぎてしょうがない。(@アフロちゃん)

28位 スチャダラパー 『WILD FANCY ALLIANCE』 (1993)

・ジュディマリのユキも当時好きだってテレビで言っていたアルバム。(@おならBOO)
・「後者 THE LATTER」や「ついてる男」のようにヒップホップの構造に乗った上で聴いてるヤツの思考を揺さぶってくる発想のフレッシュさが恐ろしい。(@赤福)
・宮台真治『終わりなき日常を生きろ』は95年だけれども、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件よりも前の段階で「終わりなき日常」を主張したのはこのアルバムだった。というのは後付けだけれども、でも実際そうとしか思えない。そこにはある種の覚悟としての「まったり」があるわけで、『彼方からの手紙』にはその決意に至るまでの道程が読み取れる。「川」が何を指しているのかを考えてみれば、彼らの論理と倫理が明確になるだろう。ちなみに、サンプリング元ネタのジョージ・ベンソン『ブリージン』は、中原昌也の小説『誰が見ても人でなし』にも使用さえていて、そういえばこの短編を収めている書籍タイトルは『ニートピア2010』だったこともメモしておく。(@安東三)

29位 YOU THE ROCK 『THE SOUNDTRACK'96』 (1996)

・当時の雰囲気はこのアルバムが一番よく分かる。(@おならBOO)
・今の日本語ラップで足りないのはYOU THE ROCK★。(@gogonyanta)
・熱気。「ラップも死なない俺も死なない」。なお本人は…。(@potto_)

30位 tofubeats 『lost decade』 (2013)

・ダンスミュージックと日本語ラップの融合に成功した初めての例。今後のラップの裾野の広がりを期待させた一枚。(@massie220)
・郊外に住んでた大学生がブックオフとハードオフ漁ってネットで見つけた友達と一緒に作った曲がその後数年のシティポップ再評価に繋がるような大アンセムになるという痛快という言葉ではすまない「事件」が収まったアルバム。(@赤福)

31位 S.L.A.C.K. 『MY SPACE』 (2009)



32位 MICROPHONE PAGER 『MICROPHONE PAGER』 (1997)

・日本語ラップの教科書的アルバム。REMIND ME使いのTWO NIGHTは最高で今でもクラブの深い時間に聴きたい曲。(@アフロちゃん)

33位 TOKONA-X 『トウカイXテイオー』 (2004)

・説明不要のレジェンド。「彼が生きていたら」は今でも正直思う。
・名古屋弁ってこんなカッコいいのかよ!と地元民ながら驚いた作品。言葉がつんのめったりころがったりして生み出す方言ならではのグルーブのカッコよさ!(@赤福)

34位 ゆるふわギャング 『Mars Ice House』 (2017)



35位 不可思議/wonderboy 『ラブリー・ラビリンス』 (2011)

この"愛らしい迷宮"が朽ちることや発展することはもうない。だから、ゆっくり滞在し床のブロック一枚一枚、宝箱の裏のミミック、ドラゴンと相まみえたその闘いの跡に至るまでじっくり堪能し楽しんだ方がいい。その価値ある迷宮ではあるが、伝説化はいけない。そんな付加価値は死者への冒涜でしかない。(@gogonyanta)

36位 田我流 『B級映画のように2』 (2012)

・1stもかなり捨てがたいのですが、2012年を代表する1作。
・泥臭く表現することが逆にスマートに聞こえるという作品。
・姉が運転する車でかけたら「うるさいから別のにしろ」と言われた。(@iwa_jose)

37位 C.O.S.A. 『Chiryu-Yonkers』 (2015)

・こういう言葉に漢気あるデブになりたかった。(@potto_)
・"Word for C-City"聴いて何も感じない奴なんてヒップホップのセンスそのものがねぇんだ。うせろ!と暴言を吐きたくなるほどかっこいいラッパー。(@gogonyanta)
・趣向を凝らしてナンボのテン年代に、ここまでシンプルにカッコよさだけを見せて、傑作として成り立たせたことに衝撃。(@日向)

38位 なのるなもない 『melhentrips』 (2005)



39位 RIP SLYME 『TOKYO CLASSIC』 (2002)



40位 ERA 『3 WORDS MY WORLD』 (2011)



41位 RHYMESTER 『POP LIFE』 (2011)

・ワーカホリックに隣人トラブルとパーソナルな話題から地続きに今の時代こその関係性の築き方という大きなテーマまで一気に聴かせて物凄く「腑に落ちる」アルバム。そして「POP LIFE」で泣く。(@赤福)

42位 SUIKA 『スイカ夜話』 (2010)

・至高のヒップホップ・アルバム。(@gogonyanta)

43位 MSC 『新宿STREET LIFE』 (2006)

これとUPPER JAMとBOLD AS RAMBのおかげで今の自分がある感あります。(@瓦落多)
・MSのリアルで許容できるポジティブ。かっけー。Matadorよりこっち。(@potto_)

44位 RHYMESTER 『グレイゾーン』 (2004)

・ライムスターは、3人の純度が高ければ高いほど良い作品になることを、そろそろ思い出して欲しい。(@日向)

45位 BUDDHA BRAND 『人間発電所 〜プロローグ〜』 (1996)

・間違いなくこれまでの山が動いた実感があった。(@おならBOO)

46位 THINK TANK 『BLACK SMOKER』 (2002)

・黒く煙く太い音!!

47位 LIBRO 『胎動』 (1998)

・当時ヒップホップを聴かない人に聴かせて一番反応が良かったアルバム。(@おならBOO)

48位 Fla$hBackS 『FL$8KS』 (2013)



49位 MSC 『MATADOR』 (2003)

・次作や各人のソロにはない冷ややかな緊張感の極み。(@bamulet(v.o.c))
・この時期のMSCは「有言実行」だった。アルバムというよりもグループ全体で現象みたいな感じ。

50位 RANL 『SERVICE TIME』 (2011)




51位
MINT
『after school makin' love』
2007
・ロリコンラッパーという無二のキャラを持ちながら、更に純粋に最新のカッコ良いHIPHOPを追い求めるミンちゃんはいつだって最高のラッパー。(@massie220)

52位
OMSB
『Mr."All Bad"Jordan』
2012


53位
Steady&Co.
『CHAMBERS』
2001
・当時はKjの引き出しの多さにドン引きしたものです。(@日向)

54位
KICK THE CAN CREW
『BEST ALBUM 2001-2003』
2003
・結局GOOD MUSICなの?migic numberなの?このベストがキックの金字塔ってことでいい?(@potto_)

55位
SEEDA
『BREATHE』
2010
・時代が進むにつれて「FLAT LINE」や「Alien Me」の歌詞が響く。ラップスキル以上にリリシストであることを改めて証明した傑作。(@日向)

56位
KOHH
『DIRT』
2015
・間違いなく台風の目となったラッパー。正直彼のリリックに惹かれる部分はないが、好き嫌いを超越した「凄み」がある。(@日向)

57位
lyrical school
『date course』
2013


58位
AKLO
『THE PACKAGE』
2012
・バイリンガルラップの新しい形フローとライミングの共存それが両立してる。全曲聴いてて気持ちがいい。
・新しい時代の到来を告げたのは事実。(@gogonyanta)

59位
SIMI LAB
『Page2: Mind Over Matter』
2014


60位
Campanella
『PEASTA』
2016
・アブストラクトな音をぎりぎりポップに響かせるラップの技量。(@iwa_jose)
・テン年代を象徴する傑作。東海エリアに訪れた、何度目かの黄金期。(@日向)

61位
SHAKKAZOMBIE
『HERO THE S.Z.』
1997
・初めて聴いた日本語ラップがこのアルバムでした。(笑)
・実は入口は『カウボーイビバップ』だった。「日本語ラップはダサい」という偏見しかなかった中学生が素直に聞き入ってしまった曲が『空を取り戻した日』。まあこれは個人的な経験だけれども、とはいえ、そういうジャンル・メディア横断的なことができる拡がりを持った名作なのはひとつ。(@安東三)

62位
5lack
『情』
2012


63位
韻踏合組合
『ジャンガル』
2003
・関西日本語ラップの金字塔的作品。関西の魅力を感じるグループは脱線3が先にいたけれど、実質的に関西の面白さと個性をヒップホップに落とし込んで、日本のヒップホップの幅を広げたのは韻踏だと思う。その時の胸が躍る感じは今も忘れない。(@massie220)
・脱退組のスキルの高さがひたすら恐ろしい傑作。HIDAの「トモゲンはダチ」なんて歌詞にグループ内の不和が見え隠れして、その緊張感すら作品の強度を高めている。(@日向)

64位
RIP SLYME
『GOOD TIMES』
2010
・聴いていて楽しいベスト盤。(@アフロちゃん)

65位
ECD
『TEN YEARS AFTER』
2010


66位
TWIGY
『SEVEN DIMENSIONS』
2010
・この時点でサウスを意識したノリを出せる彼の先見の明たるや。恐らく先を行き過ぎた彼にとっては、今のシーンは退屈すぎるのかもしれない。しかし、ぼったくりクラウドファンディングには未出資です。(@日向)
・単純に、ツィギーの魅力が一番詰まったアルバムなんじゃないかと思う。多種多様なフロウを緩急自在に使いこなすキレッキレのツィギーが聴ける。あと客演してるマッカチンがむちゃくちゃかっこいい。(@安東三)

67位
S.L.A.C.K.
『WHALABOUT?』
2009
・散歩しながら聴いて、散歩しながら聴いた別の日の景色を思い出す。(@iwa_jose)
・異質な才能を軽やかに発揮していたころの傑作。(@gogonyanta)

68位
Shing02
『緑黄色人種』
1999
・日本語ラップの音楽としての枠を1段広げた作品。
・本当に自由で、ユーモアがあり、突飛でありながら、いつの間にかきれいな着地を決めている不思議なアルバム。(@gogonyanta)

69位

『導〜みちしるべ』
2005
・はじめて聴いた時、とにかく怖かった。(@iwa_jose)

70位
KICK THE CAN CREW
VITALIZER』
2002
・コンピレーションアルバムの『THE BEST OF JAPANESE HIP HOP』でノスタルジックな名曲「タカオニ」、「カンケリ」を披露した3MCが正式にグループを結成。キックのアルバムではこのアルバムが一番好き。(@アフロちゃん)

71位
SEEDA
『街風』
2007
・SEEDAのメジャーデビューアルバム。本人としてはソロアルバムというより企画アルバムの位置付けとの事。KREVAやブルーハーブのBOSSとも共演して話題になった。(@アフロちゃん)

72位
EVISBEATS
『ひとつになるとき』
2012
・安心しかない傑作。(@日向)
・どんなシチュエーションで聴いても、ちょうどいい。(@iwa_jose)

73位
RAMB CAMP
『Bold As Ramb』
2005
12年経っても色褪せない親不孝ナンバーワンドープ。そして天神歩く変人とかいう神フック。(@瓦落多)

74位
SEEDA
『HEAVEN』
2008


75位
BES
『REBUILD』
2008


76位
m-flo
『ASTROMANTIC』
2004
・EDMに傾倒した近年の作品よりも、10年以上前の本作の方が斬新さに満ちているという皮肉。(@日向)
・ヒップホップは成り立ちから見ても、ボトムアップで切磋琢磨するカルチャーだと思われている。でも、これだけ大きな産業には、お金も人もふんだんにリソースを割いて、トップの人たちだけで構成されている側面も当然あるわけで、m-floは確実に日本でそれを担っている。(細野晴臣でなく)坂本龍一にラップさせたこのアルバムは、m-floの路線を確固たるものにした。ように見える。(@安東三)

77位
イルリメ
『www.illreme.com』
2004


78位
NIPPS
『MIDORINO GOHONYUBI presents MIDORINO GOHONYUBI MUSIC/ONE FOOT』
2002


79位
呂布カルマ
『The Cool Core』
2014
・最近ではバトルMCやフリースタイルラップをするひと、あるいはSNSで炎上するひととしてお馴染みの名古屋のラッパー。しかし、これまでに4枚のフルアルバムやコラボ企画盤をリリースしている実績あるレコーディングアーティストという一面もある。アルバムにはそれぞれに味があるものの、それらが配分よく収録されているのがこの4枚目でありお勧め盤。(@gogonyanta)

80位
電波少女
『BIOS』
2013


81位
RIP SLYME
『FIVE』
2001
ヒップホップというアメリカで生まれた音楽の中から、ギャングがどうしたといった部分ではなく、陽気に踊れて誰もが楽しめるという要素を小難しいこと考えずに、変な日本風の味付けもなく(でもジャケットは赤塚不二夫風味)、お茶の間に届けたのは彼らが最初だと思う。(@gogonyanta)

82位
小林大吾
『詩人の刻印』
2007


83位
環ROY
『BREAK BOY』
2010


84位
Night Camp Click
『Blood Sugar Sex Campp』
2005
・セカンド出すべきだった人ら。(@おならBOO)

85位
MURO
『Sweeeet Baaad A*s Encounter』
2002
・彼にかかればS.H.O.すら傑作を作ってしまいそうで恐ろしい。(@日向)

86位
仙人掌
『Be In One's Element』
2013


87位
soakubeats
『Never Pay 4 Music』
2012
・決戦前に聴くと闘争本能が高まり最高。(@gogonyanta)

88位
いとうせいこう
『MESS/AGE』
1989
・完全に書き言葉的なコンセプトと展開がぴったり一致した言葉遊びではある。ラップ=メッセージをどのように崩すのか。みうらじゅん『アイデン&ティティ』よろしく「不幸なことに、ぼくらには不幸なことがなかった」の問題に、日本語ラップとして初めて答えを出したのがこのアルバムだったのではないか。ちなみに、この次にその問題に回答を出した作品はスチャダラパー『彼方からの手紙』だと思う。(@安東三)

89位
STERUSS
『円鋭』
2008
・ステルスはすごい。(@iwa_jose)

90位
MICROPHONE PAGER
『DON'T TURN OFF YOUR LIGHT』
1995
・こうすれば良いのか!と思った。(@おならBOO)

91位
KICK THE CAN CREW
『magic number』
2003


92位
NORIKIYO
『OUTLET BLUES』
2008
・この郊外から都会を眺めながらハスリンを狙う雰囲気大好きなんです。
・孤独であることのなかには、さみしさとは真逆の、一種の円満な、幸福に閉鎖された世界もある。多くのラッパーからそういうことを学ぶけれども、NORIKIYOがリリックで描く街は、そういった幸福な閉塞をもたらす存在のように聞こえることがある。(@安東三)

93位
ham-R
『Stay Hungry Stay Foolish』
2010
・今後彼の作品が聞けないことは諦めても、彼のフォロワーがいないことは大きな損失だ。(@日向)

94位
小林勝行
『神戸薔薇尻』
2011


95位
キエるマキュウ
『HAKONIWA』
2012
・どのアルバムも遜色ない良さがありますが個人的には一番好きな作品。

96位
ILLMARIACHI
『THA MASTA BLUSTA』
1997
・名古屋が羨ましかった。(@おならBOO)

97位
I-DeA
『self-expression』
2004
・ニトロのピーク(終わり)とともに台頭してきたMC陣を余さず招いた、歴史の変わり目を記録した記念碑的作品。(@日向)

98位

『獄窓』
2009
・まったくダジャレっぽくガチガチに固い韻に衝撃を受けた。(@iwa_jose)

99位
Dragon Ash
『Viva La Revolution』
1999
・これはやっぱり、ロックミュージシャンのアルバムではなくて、ヒップホップとして数えられるべきアルバムだったんじゃないか。日本版『walk this way』だと思ってる。(@安東三)

100位
stillichimiya
『死んだらどうなる』
2014
・聴くとこのひとたちと仲よくなりたくなる。(@iwa_jose)
・グローカル…というよりも私の友人の言葉を借りると「世界に届く内輪受け」をぶっかました怪作。(@赤福)
2017.05.21 Sunday 16:53 | 音楽 | comments(1) | trackbacks(0)
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